赤岳鉱泉泊2日目。
この日は八ヶ岳最高峰・赤岳のピークを踏むべく、地蔵尾根~文三郎尾根を周回しました。

夏に赤岳~横岳~硫黄岳を周回した時の記録はこちら↓
 

1、地蔵尾根

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二日目。赤岳鉱泉を出発し、まずは赤岳周回の拠点である行者小屋へ向かいます。
中山乗越までは緩やかな登り坂、そこから小屋まで10分ほどの下り坂と、よい準備運動♪

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行者小屋に到着しました。手前の分岐から地蔵尾根へ。

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緩やかな樹林帯から尾根道へ取り付きます。尾根ですが両脇を木々に挟まれ風はなし。
振り返っては「だいぶ上がったなぁ」と自分を鼓舞しつつ登りました。

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じわりじわりと急になってくる尾根道。

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しばらく登ると階段が露出していました。アイゼンを履いてるので逆に怖い。

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標高も上がってきて、大同心と小同心が見えます。

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反対側には阿弥陀岳が見えてきました。
そろそろ森林限界となりそうなので、ピッケル装備&防寒対策。

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樹林帯を抜けると辺りが開けます。

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急こう配な斜面を露出しているパイプを目印に直登。
雪はもろもろ崩れる感じで、各々が登りやすいところを歩いているようでした。

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振り返るとけっこうな斜度。足を滑らせたら樹林帯に吸い込まれそう…。

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梯子場を通過します。

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その先では上方に鎖場が露出していました。無雪期の核心部であり、ここら辺も急なので気が抜けません。

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登りきると傾斜もゆるみようやく一息。目印に沿ってジグザグに登っていきます。
道中のどこかにお地蔵さまがいらしゃるようですが、雪の下か発見できず…。

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眼下には行者小屋が見えていました。

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目の前には中岳と阿弥陀岳。

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稜線に上がる直前、最後という最後に、鎖が設置された急な区間があります。
足元に岩が露出している個所もあるので慎重に通過。

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お地蔵さまが見えたらようやく地蔵尾根の分岐に到着です。

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分岐から地蔵尾根を見下ろす。
全体的になかなか急なルートでした。

2、赤岳

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地蔵尾根分岐からはかっこいい硫黄岳への稜線。

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が、今日目指すのはこっち。赤岳です。中腹にみえるのは赤岳展望荘。

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稜線に上がると風が強くなりました。突風を警戒しつつゆるゆると稜線をあがります。

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赤岳展望荘は冬季営業を行っているのでそこそこ賑わっていました。
ヤマザキパンのコンテナの奥には…、

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日本一の山、富士山!
岐阜に引っ越してからというものなかなか拝めないので嬉しい。

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展望荘からは鎖が設置された急な斜面。
夏に下った時もちょっと怖かったのを思い出す。

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こんなこんなで、すっかりガスりましたが、無事に赤岳に登頂できました。
団子型の標識はなくなってしまったようです。

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雪に埋もれる赤嶽神社。
痛いほどの寒さとなってきたので早々に下山開始です。

3、文三郎尾根

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頂上直下はいきなりの急斜面、竜頭峰分岐からはルンゼ場の長い岩場と、初っ端から核心部が続きます。

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さすがに写真を撮る余裕もなく黙々と下山しました。

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文三郎分岐に到着。

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無雪期であれば階段地獄ですが、今日は雪の中。のっぺりとした下り坂が続きます。

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開けた下りは無積期でも苦手なので、ここの長い下りは精神的に疲れる…。
樹林帯に入ると道も緩やか、風もやんで温かく、一気に緊張が解けました。

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行者小屋につくころには降雪開始。ギリギリ天気が崩れる前に下山できました。
この辺りは風の影響もなく、素手でも平気なぐらい温かい(麻痺)

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行者小屋は冬季休業中で二月ですが正月飾りがしてありました。ようやく昼食休憩です。

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お腹を満たして、帰りは南沢コースへ。
しばらく開けた河原を歩いて樹林帯に入ります。

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北沢ルートに比べると細かいアップダウンや沢渡りが何度かあります。
気分的には行者小屋までが登山、あとは登山口までの移動という感じなので、緩んだ体には地味に辛い。

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長い南沢&林道を経て、無事に八ヶ岳山荘まで帰ってきました。

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旅の〆はステーキガストに駆け込む。
ステーキへの執念が捨てられなかった…!笑
そんなこんなで赤岳鉱泉ステーキリベンジはかなわぬものの楽しい2日間でした。