岐阜県と福井県の県境にあるお山、冠山と金草岳に登ってきました。
どちらも冠山峠を登山口としており、冠山は2時間、金草岳は4時間ぐらいで往復できます。
烏帽子のような形をした冠山、笹原の稜線が伸びる金草岳と、それぞれの景色を楽しめた山行でした。
コースタイム
7:10冠山峠=8:20冠山8:40=9:40冠山峠=11:25金草岳13:40=15:00冠山峠

1、アクセス

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冠山と金草岳の登山口である冠山峠へは、林道冠山線で上がります。
林道冠山線は冬季閉鎖に加えて自然災害等で度々通行止めになるので要注意。

駐車スペースは道路脇に設けられていおり、ゲートを挟んで岐阜側と福井側、どちらの県にも駐車可能。
金草と冠、片方の山だけに登る方も多いようで、9時前後から車が増えてくる感じでした。

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トイレは昔ながらの雰囲気のものが金草岳側(岐阜側からみて左)にあります。ポストは見当たりませんでした。

2、冠山
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この日は昼から晴天予報。2座登ることを心に決めて、朝7時頃に冠山峠に到着です。
冠山峠は、福井県と合併前の岐阜の3つの町の境界になっており、それぞれの石碑が建っていました。

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先に辛い山(金草)に行くともう一座を登る気力を失いそうだったので、ウォーミングアップということにして楽な冠山からスタートしました。

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右奥に見えてる不思議な形のお山が冠山。

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まずは目の前に横たわる尾根に取りつきます。

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途中にちょっとした岩場?がありました。

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進めば進むほど冠山が近づいてきます。
冠(烏帽子)の形をしてるから冠山だそうですが、本当に個性的な形。

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冠平までは何度も小ピークを越えていきますが、息も上がらない程度の軽いアップダウンでした。

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足元には紅葉の絨毯。

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いよいよ冠山に取り付きます。まずは山頂北側の冠平に登ります。

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えぐれた道を通って、

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トラバース道で標高を上げていきます。

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稜線に上がると笹原が広がる冠平に到着です。

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見上げる冠山。

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ここからが冠山の核心部。
さっそく笹藪の歓迎を受けました。

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その後はむき出しの岩肌を登っていきます。

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岩肌がずっと続いてるので本格気分が味わえて楽しい。ステップは豊富なのでゆっくり登れば初心者でも大丈夫。

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山頂は左右に分かれていました。

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右に行くと今まで歩いてきた尾根が一望。
左奥にはこれから登る金草岳も見えてます。

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左側に行くと山頂標識と三角点。

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山頂の南側は切れ落ち、下に見える稜線がよい紅葉具合でした。

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山々の間には雲が溜まってます。

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山頂北側には冠平。そこから続く尾根は笹でモコモコしてる。

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下山を始めると日が射してきて、紅葉が鮮やかに輝き始めました。

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次に目指すは金草岳。
冠山峠に戻ったら本日二度目の登山の開始です。

3、金草岳

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案内がなくて悩んだけど、金草岳の登山口はお地蔵様の右脇にあります。

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最初はトラバース道から始まりました。
道はしっかりしてますが、冠山と比べると人はあまり入ってない感じ。(冠山が多いだけ?)

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草と紅葉でカラフルな道のりです。

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杉が生えた坂道を軽く登ったら一旦下ります。

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小ピークを登り返し。

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布滝ノ頭は三角点のみで標識は見当たりませんでした。

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ここからはガツガツと下っていきます。

実は冠山峠が標高1042m、最低点が900mぐらいなので、金草岳の前半戦は下り基調なのです。
下りた分は全て登り返すことが分かりきってるので、体力的には楽だけどちょっぴり憂鬱…。

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金草岳からはゆったりした稜線が長く延びています。あそこに取り付くまでが長そうだなぁ。

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しばらく展望のない樹林帯を下り、水場分岐を通過すると後半戦のスタート。
ぐいっと登り返して桧尾峠に到着です。

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先程見えていた稜線に取りつきました。ここからは、笹原が広がる展望抜群の稜線歩き。

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左手には先程登った冠山。

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ここから眺める冠山は鋭くとがっています。

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緩やかな区間を過ぎるといよいよ最後の登り返し。正面のピークは偽ピークなので注意です。
上りきったと思ったら、写真のように白倉山のピークが鎮座しています…。

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何度か立ち止まりながら白倉岳に登頂。
流石に疲労が出てきて、奥に見える金草岳の登り返しに思わずため息。

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しかし、幸いなことに金草岳への登り返しは見た目よりもかなり緩やかでした。

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振り返る稜線。午後から好転予報だったのに悪化してきて稜線はガスに飲み込まれていきます。

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何はともあれ金草岳に登頂。
山頂は笹が刈られて広場になっていました。

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広場もあるので恒例の一人山めしタイム。
水戻しパスタ(水ごと)、コンソメ、ベーコンを鍋に入れて火にかけます。水が飛びパスタがほどよい固さになったら弱火にして豆乳を80ml投入、沸騰させます。さらに火を弱くして(冷めない程度の気温だったら火を止めてOk)粉チーズ20gと生卵を入れてかき混ぜます。

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お好みで卵黄、コショウを振りかけ豆乳カルボナーラの完成
ベーコンさえ選べば常温保存の材料だけで作れるので縦走めしにも使えそうです。

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ご飯を食べてたら少しだけ見えた南側の展望。
このあと、冠山ですれ違った方や単独登山者さんが登って来られて1時間ほど山談義をしました。
帰りは、晴れ予報はどこへやら、がっつり雨に降られて下山。今年はよく雨に降られてる…。

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下山後は徳山ダムを観光しました。山と観光とプチ旅行気分の山旅でした。