秋雨の中、世界有数の降水量を誇る山、大台ヶ原に行ってきました。
東大台周回コースは、山上の駐車場から歩く平坦なハイキングコース。思ったより雨が強くて道が水没してましたが、水が豊かな大台ヶ原らしい山行になりました。

1、アクセス

登山口は大台山山上駐車場。観光地なので十分な駐車スペース&水洗トイレ完備です。
ビジターセンターに登山ポストがあります。

2、日出ヶ岳

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9月のなかば。アルプスはどこも微妙な天気なので、車で山頂に登れる大台ヶ原へ。
しかし思ったより雨風が強く、すでに心折れそう…。

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とりあえずピークハントはしようと、周回コースを時計回りで出発しました。
登山口はビジターセンターに向かって左側にあります。

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砂利の敷かれた遊歩道でスタート。

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道の横を流れる川。
雨で水量が増えてるだろうに水が透き通ってて綺麗でした。

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日出ヶ岳までは舗装路が続きます。
所々に大きな水溜まりができており、登山靴より長靴が適してたかなぁと頭をよぎる。

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樹林帯を抜けたら木の階段が延びていました。

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しばらく登るとガスの中にぼんやりと浮かぶ山頂展望台。

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さくっと、大台ヶ原最高峰かつ三重県最高峰である日出ヶ山に登頂です。

3、大蛇嵓へ

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相変わらず雨風は強いですが、せっかくなので周回コースを進むことにしました。
笹原に木道が伸びる気持ちのよい道のり。道の両側ではシロヤシオが色づき始めていました。

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正木峠に登ったら下り道になります。
広い笹原の中に立ち枯れしたトウヒが並ぶのは大台ヶ原の代表的な景観だそうです。

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樹林帯に入り木道が終わると、道が完全に水没してました。

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霧がかって幻想的な森を抜けて、

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正木ヶ原に到着。池になってました。

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登山道の水没はさらに進みます。

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登山道を勢いよく水が流れていて、沢みたいだと笑うしかない感じでした。

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下りきったところ、尾鷲辻で一休憩。
ここから駐車場に帰るルートもありますが予定通り進みます。

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ここからは緩やかな登り。ずっと水の中を歩いてきたので木道があるとホッとしました。

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暫く進むと牛石ヶ原。
大きく開けた原っぱで、魔物を封じ込めたとされる牛石があります。

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2mは越える神武天皇像も建っていました。

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その先、シオカラ谷との分岐を通過すると軽いアップダウンがある道となります。

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しばらく進むと突然視界が開ける。
巨大な岩が宙に向かって迫り出していました。

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滑り落ちないないように慎重に下ります。
写真は振り返ったところ。

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鎖の先は断崖絶壁となっていました。
ガスで霞んでますが、下方に突きだした岩が大蛇グラです。スリルのあるスポットでした。

4、シオカラ谷

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分岐まで戻ったらシオカラ谷を通って帰ります。
このルートは一旦下って登り返すルートで、分岐標識によると高低差が160mあるそうです。

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進んだところにも注意喚起の看板が。
アップダウンを避けたい場合は尾鷲辻まで戻ると良いらしいです。

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始めは緩やかな下りでしたが、途中から注意の通り急な下り坂になりました。

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下りきったらシオカラ谷吊り橋を渡ります。

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川がゴウゴウと流れていました。

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吊り橋をわたると登り返し。長く続く階段には今日一番息があがりました。
階段を登り終えたら笹原の樹林帯を緩く登って駐車場に到着です。

百名山だというのに、ほとんど人とも会わずに静かな雨中登山となりました。