山閉め前の9月。日本のシンボルかつ最高峰である富士山に登ってきました。

歩いたのは須走ルート。登山中どこからでも日の出を見ることができ、下山は砂走りで駆け降りることができるのが特徴のルートです。
標高差は1700m程と多めですが、富士の林を歩き、赤富士を眺め、下山は疾走と、盛りだくさんな山旅になりました。

1、アクセス

富士山はマイカー規制期間があるため、規制中は「道の駅すばしり」奥の須走多目的広場臨時駐車場に車を停めてバスを利用する必要があります。
駐車場には水洗トイレあり。無料トイレはここがラストです。

須走登山口まではシャトルバスが1190円、タクシーが4000円弱でした。バス始発前は駐車場にタクシーが待機しています。

2、登山口~新六合目

登山趣味を名乗りながらも登ったことがなかった富士山。
登った方は口をそろえて「富士山は登る山じゃなくて見る山だ」と言われるので、なかなかモチベーションが湧かなかったのですが、ついに覚悟して登ることにしました。

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朝5時前。タクシーにて富士山須走口五合目に到着です。
こんな時間にも売店が営業しているとはさすが日本一の富士山。
月明りに照らされた富士山には、ご来光登山をするヘッデンの列が見えました。

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売店の先で入山料1000円を納めるとバッヂと地図がもらえます。

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石段を上がると古御嶽神社。

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この神社、ヤマップにて「狸がいる」との情報があったので折れた木の虛を覗く。

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狸だけでなく兎もいました。いつからいるのかなぁ…?

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神社の奥から樹林帯を登ります。
日の出前に樹林帯を抜ける予定でしたが、これは間に合わないかもしれない。

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日の出を諦めかけたところ、良い感じに開けた場所に出ました。
これ幸いにと、高地順応と朝食を兼ねて20分ほど日の出待ち。

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肝心のご来光は雲に隠れてしまいましたが、背後には真っ赤に燃える赤富士が。

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日が上るにつれて黄金色に変化していきました。

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富士の姿に満足し、山行を再開します。低木の林をじわじわと登っていきます。

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砂礫のイメージが強い富士山ですが、須走ルートは緑豊かで花も見られました。

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しばらく歩いて富士山と正面からご対面。
あまりの大きさに距離感が狂うのか、3時間あれば登れそうなピークに見える。

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しかし、CTは5時間越えとまだまだ先は長い。再び樹林帯に戻り標高を稼ぎます。

3、新六合目~七合目

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季節外れの鯉のぼりが見えたら新六合目に到着。

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続いて、本六合目、瀬戸館。新とか本とかややこしいなぁ…。

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小屋の前にはなぜか大量のあひるちゃんが待機していました。

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麓を見下ろすと、荒々しい雲海が広がっています。

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この辺りからは木々の背も低くなってきました。

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絶妙なバランスのケルンを通過。

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木々もなくなり火山らしい景色になります。
それにしても本当に人がいない。仲間が「須走は3番目に人気のルート」と言ってましたが、2番目に不人気なルートといった方が正しい気がする。

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道の脇には小さな鳥居。

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ジグザグ道の先には山小屋が見えました。

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七合目、太陽館に到着。ここはトイレの料金が一番高かった(500円)。

七合目~本八合目

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太陽館を通過すると上には山小屋が。なんだか、デジャヴ…。
先に言ってしまえば、この先も山小屋につく→次の山小屋が見えるの繰り返しです。

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遠くには山を登るブルドーザー。
細かいつづら折りの急斜面に、お金を払ってもいいから乗せてほしいと思う。

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本七合目、見晴らし館に到着。
標高3200m、日本第二位の北岳を越えました。ここから先は初めての標高です。

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代わり映えのしない登山道をあがり八合目、江戸屋。

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須走口(下り)の分岐となってるため、下山時の道間違いに注意です。
常時、三ヶ国語で案内放送がかかってました。

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次の山小屋は気持ち近そう。ブルドーザー道を少しあがり右折です。
ブルドーザー道は登るとしんどいので忘れず右折しましょう。

本八合目~頂上

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本八合目、胸突江戸屋に到着です。解放感のある通路は風は吹き抜け気持ち良い。

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ここで吉田口と合流するので一気に人が増えました。
平日なのにこの混雑。休日に登る気がしません。

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赤褐色の富士山頂を正面に見据えラストスパート。

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八合目→本八合目ときて、八合五勺、ご来光館。 

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九十九折の登山道。
足元には大量の岩が転がり、落石が起こりそうです。

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九合目、迎久須志神社。

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雲海の奥に、どこかの山の頭がひょっこりと飛び出していました。

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あと一合ですが、ここにきて岩がゴロゴロした段差のある登り。

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流石にしんどくて、最後に狛犬と鳥居が迎えてくれた時はなんとも言えない感情が沸き上がってきました。

6、御鉢巡り

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吉田・須走口の頂上、久須志神社に到着です。

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付近はお土産屋さんが並び、広いベンチも設けられ、観光地の雰囲気。
日付を刻印しますという営業に惹かれて、キーホルダーを購入しました。

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頂上に着きましたが、最高峰である剣ヶ峰は御鉢の反対側。
ということで、少し休んだら御鉢巡りを開始します。

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富士山のお鉢は一周90分と巨大なお鉢です。

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ぐにゃりとしたのは溶岩だろうか。
御鉢巡り前半はピークの外側を歩いていく感じ。

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溶岩重なる道をトラバースします。

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歩いても歩いても眼下には雲海が広がっていました。麓では雨が降ってたそうです。

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剣ヶ峰 (右)と富士宮ルートとの合流点である頂上浅間大社奥宮が見えてきました。

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頂上浅間大社奥宮に神社に参拝。

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剣ヶ峰手前は最後の試練。砂地の急坂で、足がとても重く感じました。

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富士山特別地域気象観測所の脇を通って、

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日本最高峰、剣ヶ峰に登頂!

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頂上から眺めるのは、雲海に浮かぶ富士のお鉢。
どの方角を見ても雲海に満たされ、天上の島にいるかのような気分でした。

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御鉢巡り後半はピークの内側を歩く感じ。

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ふと雲海に割れ目ができて麓が見えました。

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今まで見てた火口が大内院。左の窪みが小内院。複雑な地形だなぁ。

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最後に久須志岳に登頂。
ぐるっと回ってきたので鳥居の奥には剣ヶ峰が見えています。

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富士山の立体方位盤はゼリーみたいでした。次くるときはゼリーを担いでこよう。

7、砂走りで下山

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下山道の取り付きはお土産屋さんの先にあります。
まずは必需品であるゲイターを着けます。

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しばらくはブルドーザー道。砂地のジグザグ道は平たんで歩きやすい。

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八合目からは砂地の坂道になりました。黒い砂地にオンタデの草紅葉が綺麗。

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神聖な岩でしょうか。

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そして下山のメインディッシュ、砂走りが始まります。
登山靴が埋まる深さの、サラサラな砂地の急斜面ですが、ゲイターを付けてれば無敵。
砂に足を突っ込みながら駆け下りることができます。
感覚としては新雪の斜面を駆け下りる感じで、恐怖感もなく、足の負担も気にせず思い切り走れる。

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岩が混じってきたら危ないので歩きに切り替えます。
振り返りながら、あんなに苦労して登ったのに下山は一瞬だなぁとしみじみ思う。

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一度樹林帯に入ったと思ったら、

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再び短い砂走り。慣れてきたのでゲラゲラ笑いながら駆け下りました。

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砂払い五合目。小屋閉め作業中か、建物内には入れず。

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ここからは樹林帯になります。途中で上りルートと合流しました。

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2019年9月5日。富士山登山、無事完了。

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〆のソフトクリームは赤富士ソフト。ミルクとコケモモ味でした。