2019年のお盆山行は南アルプス南部、光岳と聖岳の周回に行ってきました。

名前を知った時から、漢字と響きの格好よさ(てかりだけ・ひじりだけ)に強く惹かれていたお山。どうせなら「聖なる光」ということで二つセットで登ってきました。

2つをつなぐ周回路は①毎日CTが10時間程度 ②光岳小屋が50歳未満への食事提供をしないと、ゆとり登山者には厳しめの仕様。想像していた通りにきつかったけど、この山旅を通して南アルプスっていいなぁと思うのでした。今すぐに同じルートを歩けと言われたら断りますが(^^;)

この記事は一日目、芝沢ゲート~易老渡~光岳です。

二日目

三日目




1、アクセス

旧登山口である易老渡までは、林道の崩落により、芝沢ゲートから徒歩でのアクセスとなります。(2019年地点)

芝沢ゲートの駐車場は50台程。盆休み二日目である日曜日の朝2時地点でほぼ満車、路駐が発生していました。携帯の電波はok、仮設のトイレが一台あります。登山ポストはありません。

2、芝沢ゲート~易老渡

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朝4時半。今日はいよいよ南ア テン泊デビュー。1日目の累積標高差は1900m越えです。
装備は削りに削って14kgですが、いかんせん体力がないので若干不安…。

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まずは易老渡まで4.4km、遠山川沿いの林道を歩きます。
ゲートを入ってすぐの崩落が進んでいる所は、高巻きするように登山者迂回路が設けられていました。
しかしこの迂回路、急な斜面に強引に作られたトラバース道なので地味にきつい。

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木々の間からは川の中に横転している車が見えました。

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迂回路から林道に戻った先でも、崩落で電柱が落っこちています。

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崩落箇所を過ぎたら砂利道をひたすら距離稼ぎ。体感的にはほぼ平行移動で楽チン。

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1時間ちょっとで、旧登山口である易老渡へ到着しました。
この鉄橋を渡って、まずは光岳の手前のお山・易老岳を目指します。

3、易老渡~易老岳

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ここから易老岳まで1500mの上り。
橋を渡ると、さっそくジグザグとした急坂が出迎えてくれます。

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案内の数字は10が面平、30が易老岳。
「南アルプス=樹林帯の長い登り」のイメージどおり、
易老岳までは展望がない樹林帯が続きます。

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標高が変わるにつれて植生が変わるのですが、登るのに必死で気づいたら林の様子が変わってる…という感じでした。

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第一ポイントの面平に到着。開けた場所なので休憩にぴったりです。

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面平周辺の緩やかな区間を超えたら再び急坂。
せめて足元に段差がないのが救いですね。黙々と足を前に出して進みます。

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ずんずん登る。標高が低いのもあってか暑くてたまらない。

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途中、唯一展望が開けた場所。木々の間から見えるのは聖岳でしょうか。

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全体を通してだいだい急なので感覚が麻痺してきた…。

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2254mの三角点を通過。標識がないと気づかない程度にひっそりとしたピークです。

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岩場のトラバース。

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倒木帯を登って…

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やっとこさ29。
この案内板、間隔がまちまちだし、欠番してるしで、「もう次だ✨」とか「次の看板まだ…?」と、モチベを上下させてくれる案内板でした。

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易老岳に到着です。山頂標識は三差路から20m東に進んだところ。
倒木で覆われている、自然のままの姿のピークでした。

4、易老岳~光岳小屋

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辛い登りを終えてあとは稜線歩き。ですが、ここからがまた辛いらしい。
ということで、易老岳でゆっくり休憩してから出発しました。

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150m下ると今日初めての展望が開けた道。草地が広がって気持ちがよい。

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奥に見えるのは三吉ガレ。

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立ち枯れの林を抜けて…、

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再び樹林帯へ。軽いアップダウンを繰り返します。

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三吉平を通過。

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そして最後の試練、ゴーロの谷筋が姿を現しました。

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歩いても歩いても続く長いゴーロ。ここにきて先の見えない登りはただ辛い

そんな道中、ちょっと嬉しいことが。なんと登山インスタグラマーさんとすれ違いました。かっこいい…:+((*´艸`))+:。「あと少しですよ」と励ましてくれたけど、まだまだかなりあったよ!さすが健脚さん…!

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ゴーロから解放され、お花畑が見えてきたらあと少しです。

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静高平に到着。山に囲まれ、お花畑が広がる楽園のようなスペース。

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水場は2つ。下の水場が枯れてて絶望しましたが、上の水場は十分な水量でした。
光岳小屋の水場は往復20分急な坂を下りなければならないので、枯れてなければここで補給すべし。
ここまで水の残量が不安で水を我慢してたので、南アルプスの天然水がとにかく美味しかった! 

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途中にイザルガ岳への寄り道分岐があります。360度の眺望を得られるお山です。

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亀甲状土に木道が延びるセンジヶ原。雲ノ平を彷彿とさせる景色だなぁ。

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木道の先、県営光小屋に到着です。
トイレは時間帯によって使用できるトイレが変わりますが、浄化槽トイレにバイオトイレとかなり恵まれたラインナップ。

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さらに光岳小屋のテン場は400円と破格。地面は平らで大きな岩はよけられており快適。
この日は、小屋の近くのテン場は満員だったので下のテン場を利用しました。

5、光岳往復

ツェルトを設営してると、寝不足と疲労がピークを迎えたのか頭痛の気配が。
しかし光岩まで片道30分。空身でさくっとピストンしにいきました。

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道の脇にはひっそりとお地蔵さま。

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丸太が埋められた道。

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草地が広がりアップダウンも緩やかな道。
時々池があったりして先程までの登りが嘘だったかのような穏やかな道のりです。

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記念すべき百名山50座目、光岳に登頂。展望は皆無ですが渋くていい雰囲気。

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南アといったら団子の標識。

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さらに進んで展望台へ。ここからは光岩(中央奥)を見ることができます。
石灰岩でできたこの岩が光って見えることから光岳の名がついたそう。

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片道10分。体感だと結構下りましたが、無事に光岩に到着です。

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見上げる光岩。

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光岩からの眺め。粘ってみたものの、下界はガスに覆われたまま。

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しばらくして光小屋に引き返すと、ガスが流れてイザルガ岳(右)が姿を見せてくれました。

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晩御飯はドライカレーを作りました。
(お湯で戻す玉ねぎのみじん切りと冷凍ひき肉を炒め、カレールウとトマトペーストを突っ込んで炒めるだけ!)

しかしご飯を食べても頭痛は悪化するばかり。疲労の限界を越えたようです。この日は鎮痛剤を飲んで早めに就寝しました。