北穂・奥穂・前穂の周回。三日目、穂高岳山荘~上高地です。

一日目


二日目

1、穂高岳山荘~奥穂高

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縦走三日目。朝から寝ぼけて山小屋内の階段で滑落しました…。
本番では滑落しないように気を引き締めて出発します。

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山荘から奥穂高へは、よじ登る系の岩場でスタート。その後、梯と鎖場が続きます。
霧で視界は悪く、岩場はしっとりと濡れてるので気を使いました。

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鎖場を越えると緩やかな登りになります。

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明るくなった頃、奥穂高岳山頂に到着です。
奥穂高は標高3190mと、間ノ岳とならんで日本3位の標高の山。しかし展望は……皆無!

2、奥穂高~前穂高

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景色は絶望的ですが、次は前穂高岳へ向かいます。
奥穂高岳と前穂高岳を繋ぐ稜線は、吊り橋のような曲線を描くため吊り尾根と呼ばれてます。

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稜線上を緩やかに降りていくと南陵ノ頭。

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岩の間にハクサンイチゲが咲いていました。

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岩の凹部に鎖が見えたら吊り尾根の核心部。
岩の間を抜けて…

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一枚岩の上、長めの鎖場を下降します。(写真は振り返ったところ) 

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鎖場を降りると、行く先に切れたった稜線が見えますが、この先トラバース道となります。
トラバースといえど、道幅も広くなだらかなので安心して歩ける道でした。

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たまに岩場があって適度な刺激となっています。

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少しだけガスが晴れてきました。

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最低コルに到着。

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植物が生い茂っているところに雷鳥の家族がいました。
雛が1mぐらい飛ぶ瞬間を見ることができ、真ん丸の体に小さな羽がパタパタするのが可愛かった!

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まだまだ続くトラバース道。
吊り尾根は立派な岩壁をもっていて、ガスが流れる度に立ち止まって魅入ってしまう。

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吊り尾根の終点、紀美子平に到着です。
紀美子は道を開拓した重太郎の娘さんの名前。

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開けた場所なので休憩をとりました。ここから眺める吊り尾根は緑と岩のコントラストが美しい。

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見上げて前穂高方面。奥に浮かぶのは山頂か偽ピークか。

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晴れることを少し期待して前穂高ピストン開始。
一部トラバースの登りが道幅狭めですが、難所はありません。

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岩場の登りに、ザックをデポすれば良かったと後悔しつつ、無心になって岩場を登りました。

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ガスが深くなる頃、前穂高岳に登頂。無事に穂高ファミリーをコンプです。
穂高三座は全てガスだったとかそんなこと考えちゃいけません。ともかく百名山49座目、穂高岳を達成です。

3、重太郎新道

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前穂高岳から紀美子平に戻ってくると雨が降ってきました
ここからは何かと名前をよく聞く重太郎新道。雨の中、スラブの鎖場でスタートとなかなか厳しい歓迎を受けました。

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長めの鎖場。雨で濡れてるのでスリップが怖いです。

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鎖場の後は梯子場を通過。
ここを越えたら一安心。暫くは手を使う必要のある道は無く、ひらすら下るのみです。

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雷鳥広場に到着。雷鳥は発見できず。

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雨がやみ岳沢方面が晴れてきました。

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岳沢に吸い込まれていくような急な下りが続く重太郎新道。まだまだ下ります。

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ガスを抜けたようで視界がよくなってきました。

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前穂を振り返る。重太郎新道を登るのは精神的にもつらそう。

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岳沢パノラマに到着。岳沢小屋が見えてますが、あそこまで直降と思うと複雑な気持ち。

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森林限界を通過し樹林帯に突入。ところどころ下り用に鎖がついています。

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梯子を降りてしばらく進むとカモシカの立場。カモシカは見られず。

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樹林帯といえど、急な道に岩がゴロゴロしており気が抜けません。

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12mのはしご場。一部岩が出ているので注意。

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小屋が近付いてきましたが、つづら折りの道になるので中々到着できずにもどかしい。

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下りきってガレ場にでた瞬間、日が差し込みました。振り返ると青空の下、奥穂~前穂までの吊り尾根がばっちり。悔しいような嬉しいような…。しかし、水場で北アルプスの天然水を味わっていると再びガスに覆われてしまいました。一瞬だけ姿を見せてくれた穂高。またおいでと言ってることにしておきます。

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重太郎新道の終点、岳沢小屋に到着。
一般登山者が登れるように作られた道とはいえ、噂通り重太郎新道は急だったなぁと思いました。

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岳沢小屋のテラスには手作りの案内板。900m下っただけとは思えない下りだった。

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テラスからは乗鞍 (中央奥)がうっすら見えています。

4、岳沢小屋~上高地

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ここからはもうハイキングみたいなもの。
地図には「胸つき八丁」とありますがゆるすぎてどこのことかわからない。

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よく整備された緩やかな樹林帯が続きます。

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天然クーラーの風穴。本当にひやっとしました。

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笹藪に囲われた道を歩いて歩いて登山口に到着です。

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岳沢湿原は相変わらず美しい。
ここからは上高地の散策路に合流するので木道になります。
登山客と観光客が入り混じるので、すれ違う方々に挨拶するか否か悩む…。

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上高地から眺める穂高。稜線はやはり雲に覆われていました。

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かっぱ橋で〆のソフトクリーム。後は路線バスに乗り込んで今回の山行は終了です。

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おまけ。平湯温泉のトイレのマークを見て、疲労した登山者かと思った。

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穂高周回。展望は三座とも皆無と言う結果でしたが、無事穂高の名の付く山を制覇できました。またいつか、別のルートから、穂高の稜線に上がりたいなと思います。