北穂・奥穂・前穂周回2日目。涸沢小屋~穂高岳山荘の記録です。
一日目
三日目
山行2日目。まずは一座目、北穂を目指して出発!
満開のニッコウキスゲが出発を見送ってくれました。
涸沢から北穂までは約700mの上り。
序盤は草に覆われた山肌を、何度も九十九折しながら標高を稼ぎます。
辛いけど振り返ると涸沢カールの絶景。
下に見える涸沢ヒュッテが標高が上がってきたことを教えてくれます。
ふとガスが流れて、美しき前穂高と北尾根の姿が。明日会いに行くよー!
高山植物も増えてきて足元にはハクサンイチゲ。
シナノキンバイ。
ちょっとした岩場も登場します。
岩くずの道が続く。山肌の至る所にコバイケイソウ(白い花)が群生していました。
ハイマツ帯に入ると岩がゴロゴロし始めます。
北穂南陵の取り付きは、スラブ状の長い鎖場が登場。
梯子を登ると南陵に飛び出します。
南陵に入るといよいよ穂高らしく、岩稜帯となります。
岩の間にはシナノオトギリ。
こちらは北穂高小屋のシンボルマークにもなってるイワツメクサ。
鎖場が何か所かありますが、上り、トラバース共に特に難しくはありません。
しばらく登ると、南陵テラスと言われる平坦な地形に出ました。
北穂のテン場になっており、番号が割り振られたスペースが設けられています。
ところどころ水没しているスペースも…。
この辺もお花畑になっており、チングルマが元気いっぱい咲いていました。
北穂分岐に到着。北穂高まであと200m。テン場の人はトイレが遠くて大変だ…。
北穂北峰までは、松濤岩の基部を回り込むように進みます。
背丈ほどの雪渓が残っていました。
松濤岩のコルからちょいと登って北穂高岳に到着!稜線は濃いガスの中です。
せっかくなので山頂直下の北穂高小屋へ。
売店にはてるてる坊主。もうちょっと頑張っておくれよ…。
今日は展望が期待できなそうなので、せめての記念に手ぬぐいを購入しました。
お仲間は北穂小屋名物の絶景テラスにて、コーヒーを飲んでました。
岩爪草のソーサーがかわいい。
十分に休憩したら北穂分岐まで戻って、涸沢岳へ。
まずはウォーミングアップ、鎖場(下り)の歓迎を受けました。
ゴーロ帯を下ると細尾根。南陵から一気にレベルが上がったなぁ…。
最低コルまではトラバースが中心です。道が狭いので慎重に…。
2つ目の鎖場(下り)は岩の表面がつるつる。岩はこのガスでびしょびしょです。
岩が滑りそうで、稜線のゴーロ帯も気が抜けません。
細いトラバース道が続きます。
厳しそうな見た目ですが、しっかり足場はあるのでマークだけ見落とさないように進んでいきます。
ガスの中にぼんやりと、最低コルと亀岩が見えてきました。
最低コルに到着。北穂~涸沢間の最低地点となります。
ここからが核心部。しっかり気を引き締めて進みましょう。
まずはさくっと、亀岩の稜線上を登り、巻くように下降。
なかなか急な上りの鎖場が登場。
そして問題の梯子。
梯子自体は怖くないのですが、梯子の先端の岩が被さり気味。つまり梯子の先端で、ザックをひっかけないように体をよじりつつ正面の被さる岩をよける必要があります。
安定した足場に出たら、直後に金属杭の垂直な登り。
濡れた金属杭は滑ったらと思うとぞくぞくする。
その後も気が抜けない鎖場のトラバース。一度滑る想像をしちゃうと体がこわばる…。
最後に急な鎖を登ると涸沢槍に出ます。
涸沢槍のコブを通過。
特にとんがった場所に出るわけでもないので、実際に歩いていた時はスルーしてしまいました。
涸沢槍からは一枚岩の下り。ここにきてなぜか鎖がないので注意です。
涸沢岳の取り付きはお花畑。ここまできたらあと少し。
最後は長めの鎖場が連続しており、一気に頂上に向かいます。
ここの鎖は足元の段差が結構大きくて大変。
ということで、2座目、涸沢岳に登頂です。頂上標が地味。
後はさくっとガレ場を下って穂高岳山荘を目指します。
ヘリポートを通過し、白出のコル。無事に穂高岳山荘に着きました。
まだ昼前ですが、小雨なのでジャンのピストンは諦め今日の行程は終了。
というわけで穂高岳山荘レポで記録を〆ようと思います。
穂高岳山荘は外と受付に水道が設置されています。カールから水を引いてる天然水。
受付の横には売店があります。土間は広く、大きな机も設置されています。
談話スペースには薪ストーブ。セルフ(有料)でインスタント飲料あり。
お隣には図書スペース。机が2台あります。
乾燥室は広めで、壁の穴から発電機の熱を取り込んでいるそう。
トイレは簡易水洗トイレ。洗面所が隣接して設置されています。
更衣室は客室の一つを更衣室として開放しているようでした。
今回泊まった部屋は御岳。8人なので1室を割り当てられました。
部屋は片側だけ2段になっており、下に布団が6枚、上に2枚です。
食堂もとても広い。
晩御飯は、品数が多くてご飯が進みました。角煮がおいしかった。
朝ごはんは朴葉味噌が出るらしいですが、出発が早いのでお弁当にしました。
お弁当も飛騨名物の朴葉寿司。アユの甘露煮と天ぷらもついています。
酢飯が多くて、朝昼兼用になりました。
そんなこんなで、2日目も昼間っから宴会をして終了。
3日目に続きます。
一日目
三日目
1、涸沢小屋~北穂高岳
山行2日目。まずは一座目、北穂を目指して出発!
満開のニッコウキスゲが出発を見送ってくれました。
涸沢から北穂までは約700mの上り。
序盤は草に覆われた山肌を、何度も九十九折しながら標高を稼ぎます。
辛いけど振り返ると涸沢カールの絶景。
下に見える涸沢ヒュッテが標高が上がってきたことを教えてくれます。
ふとガスが流れて、美しき前穂高と北尾根の姿が。明日会いに行くよー!
高山植物も増えてきて足元にはハクサンイチゲ。
シナノキンバイ。
ちょっとした岩場も登場します。
岩くずの道が続く。山肌の至る所にコバイケイソウ(白い花)が群生していました。
ハイマツ帯に入ると岩がゴロゴロし始めます。
北穂南陵の取り付きは、スラブ状の長い鎖場が登場。
梯子を登ると南陵に飛び出します。
南陵に入るといよいよ穂高らしく、岩稜帯となります。
岩の間にはシナノオトギリ。
こちらは北穂高小屋のシンボルマークにもなってるイワツメクサ。
鎖場が何か所かありますが、上り、トラバース共に特に難しくはありません。
しばらく登ると、南陵テラスと言われる平坦な地形に出ました。
北穂のテン場になっており、番号が割り振られたスペースが設けられています。
ところどころ水没しているスペースも…。
この辺もお花畑になっており、チングルマが元気いっぱい咲いていました。
北穂分岐に到着。北穂高まであと200m。テン場の人はトイレが遠くて大変だ…。
北穂北峰までは、松濤岩の基部を回り込むように進みます。
背丈ほどの雪渓が残っていました。
松濤岩のコルからちょいと登って北穂高岳に到着!稜線は濃いガスの中です。
せっかくなので山頂直下の北穂高小屋へ。
売店にはてるてる坊主。もうちょっと頑張っておくれよ…。
今日は展望が期待できなそうなので、せめての記念に手ぬぐいを購入しました。
お仲間は北穂小屋名物の絶景テラスにて、コーヒーを飲んでました。
岩爪草のソーサーがかわいい。
2、北穂高~涸沢岳~穂高岳山荘
十分に休憩したら北穂分岐まで戻って、涸沢岳へ。
まずはウォーミングアップ、鎖場(下り)の歓迎を受けました。
ゴーロ帯を下ると細尾根。南陵から一気にレベルが上がったなぁ…。
最低コルまではトラバースが中心です。道が狭いので慎重に…。
2つ目の鎖場(下り)は岩の表面がつるつる。岩はこのガスでびしょびしょです。
岩が滑りそうで、稜線のゴーロ帯も気が抜けません。
細いトラバース道が続きます。
厳しそうな見た目ですが、しっかり足場はあるのでマークだけ見落とさないように進んでいきます。
ガスの中にぼんやりと、最低コルと亀岩が見えてきました。
最低コルに到着。北穂~涸沢間の最低地点となります。
ここからが核心部。しっかり気を引き締めて進みましょう。
まずはさくっと、亀岩の稜線上を登り、巻くように下降。
なかなか急な上りの鎖場が登場。
そして問題の梯子。
梯子自体は怖くないのですが、梯子の先端の岩が被さり気味。つまり梯子の先端で、ザックをひっかけないように体をよじりつつ正面の被さる岩をよける必要があります。
安定した足場に出たら、直後に金属杭の垂直な登り。
濡れた金属杭は滑ったらと思うとぞくぞくする。
その後も気が抜けない鎖場のトラバース。一度滑る想像をしちゃうと体がこわばる…。
最後に急な鎖を登ると涸沢槍に出ます。
涸沢槍のコブを通過。
特にとんがった場所に出るわけでもないので、実際に歩いていた時はスルーしてしまいました。
涸沢槍からは一枚岩の下り。ここにきてなぜか鎖がないので注意です。
涸沢岳の取り付きはお花畑。ここまできたらあと少し。
最後は長めの鎖場が連続しており、一気に頂上に向かいます。
ここの鎖は足元の段差が結構大きくて大変。
ということで、2座目、涸沢岳に登頂です。頂上標が地味。
後はさくっとガレ場を下って穂高岳山荘を目指します。
ヘリポートを通過し、白出のコル。無事に穂高岳山荘に着きました。
3、穂高岳山荘
まだ昼前ですが、小雨なのでジャンのピストンは諦め今日の行程は終了。
というわけで穂高岳山荘レポで記録を〆ようと思います。
穂高岳山荘は外と受付に水道が設置されています。カールから水を引いてる天然水。
受付の横には売店があります。土間は広く、大きな机も設置されています。
談話スペースには薪ストーブ。セルフ(有料)でインスタント飲料あり。
お隣には図書スペース。机が2台あります。
乾燥室は広めで、壁の穴から発電機の熱を取り込んでいるそう。
トイレは簡易水洗トイレ。洗面所が隣接して設置されています。
更衣室は客室の一つを更衣室として開放しているようでした。
今回泊まった部屋は御岳。8人なので1室を割り当てられました。
部屋は片側だけ2段になっており、下に布団が6枚、上に2枚です。
食堂もとても広い。
晩御飯は、品数が多くてご飯が進みました。角煮がおいしかった。
朝ごはんは朴葉味噌が出るらしいですが、出発が早いのでお弁当にしました。
お弁当も飛騨名物の朴葉寿司。アユの甘露煮と天ぷらもついています。
酢飯が多くて、朝昼兼用になりました。
そんなこんなで、2日目も昼間っから宴会をして終了。
3日目に続きます。