九重山縦走②、久住分れ~坊がつる~長者原の山行記録です。
牧ノ戸~久住山系巡り~久住分れはこちら

1、北千里ヶ浜

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久住山系巡りを終え、目指すは坊がつる。久住分れから三俣山の麓へ向かいます。

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最初は岩場の下り。粒粒した目印がイクラみたいというかなんというか。
微妙に段差が大きいので疲労を感じる下り坂でした。

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砂地に岩、枯れ草と、荒野っぽい雰囲気になってきた。

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この岩の感じとかウエスタンな感じです。

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岩場を下りきると、硫黄山稜線の麓には北千里ヶ浜が広がっていました。

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どこまでも続く砂漠の道。
山の中にこんなに開けた砂地があるのも不思議だし、こんな枯れた大地から緑豊かな坊ガツルにつながるのだから、この山は表情豊かです。

2、坊がつる(法華院温泉)

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真っ平らな砂漠を抜けると、坊がつるへの下りが再開。
小さめの岩が転がる道ですが、さすがに疲労がでてきたか、足元がおぼつかない…。

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舗装路が出てきたらもう一息。

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法華院温泉山荘に到着です。九州で一番高いところにある温泉です。
自販機、水洗トイレ、コテージと、山の中にあるとは思えない充実の設備。
登山者からキャンプをしにきた家族連れまで大賑わいでした。

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山荘の玄関で「あぁ、本当に令和が始まったんだなぁ」としみじみ思う。
そして、ここで昨日の祖母山でお会いした山岳会の人と再会。なんとザックカバーを落としてたようで、拾ってきてくださってました。ありがとうございます…!

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さて、快晴なので予定通りツェル泊します。こちらは法華院温泉のテン場。
砂利の平地で300円。水洗トイレが使えます。

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更に15分ぐらい降りたところが坊がつるのテン場。
無料で、地面はふかふかした草地っぽい。トイレの前評判は微妙…。

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ちょっと悩んで法華院温泉のテン場を利用することにしました。
だってトイレがきれい。水洗トイレじゃないと耐えられないとは言わないけど、きれいなトイレがあるならそっちの方がいいよね。

久々のマイホーム建設をした後は山荘にご飯を食べに行くことにしました。
しかし、食事提供の時間は終了。
…そんな気はしてたけど、ネットを見ても提供時間の情報がないから常時提供かもしれないと期待してたんだけどね…、甘くなかったね…。そんなわけでお昼はアイス(山荘購入)とパンになりました。

ぽかぽか陽気と心地よい風のなか昼寝をし、夕方、ツェルトから這い出ると、高千穂、韓国で出会ったご夫婦と再会。聞いたら昨日祖母山に登ったとのことで、4日間も同じ日に同じ山に登っていました。ほんと今回の旅は偶然が重なります。

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バーナーもないので、夕飯は山荘でカップラーメンを購入。
温度のあるものを食べるって大事。すごく生き返る。

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大船山が赤くなってきました。
ご夫婦、テン場にいた方も加わって、山の話をしながら夕暮れを迎えます。
泊まり登山の何が好きって、偶然出会った人たちとお話ししながらのんびり過ごす時間。
普段関わることのない色々な人とのかかわりは純粋に面白い。

たっぷり話して、談話会は解散。
ずっと車中泊してるので、完全な平地の寝心地に涙が出そう。
明日は、ご来光登山はやめて二度寝することにしました。

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夜、テントから顔を出すと空には星空が広がっていました。
気温もそこまで低くないので、ツェルトから頭だけだしてしばらく星空観察。

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周りは山に囲まれ真っ暗ですが、カメラを向けると大船山の稜線が浮かびました。

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ツェルトで迎えるご来光。
寒くないかと心配してましたが、5月上旬、最低使用温度2度の寝袋+シュラフカバー+フリースでおおむね快適に寝られました。早朝が肌寒かったので、薄めのダウンを着て寝てもよかったかな。

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二度寝をしたら出発です。今日は下るだけなので気楽な行程。
まずは舗装路を下って、坊がつるへ。

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坊がつるは巨大な盆地に存在する湿原。
スケールが大きすぎて遠近感が狂うのか、遠くを歩く登山者がものすごく小さく見えます。

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歩ききって振り返った所。
初夏は、ここから見える山々がツツジのピンクに染まるようで、いつか来てみたいなぁと思いました。

3、長者原へ

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坊がつるを越えたら樹林帯に入ります。
キャンパーが歩く道だけあって整備されてるなぁと思ったら…

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けっこう細めの道もありました。地面が田んぼ…。

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開けたところに出たと思ったら、

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なにやら木道が。
ここは雨ヶ池。雨が降った時だけ池ができる湿原らしいです。

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標高も下がってきたのか、鮮やかな新緑の樹林帯が広がっていました。

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水面に青空が写って美しい。

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樹林帯を抜けると、タデ原が広がります。

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三俣山を振り返る。九重山で一番眺めたのはこの三俣山だったと思う。

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長者原駐車場では平治号が出迎えてくれました。
後はバスで牧ノ戸まで帰るだけです。充実の九重縦走でした!おしまい!

……


……


……と、思ったら…

4、牧ノ戸へ帰還

そう、フラグです。フラグを立ててたのでした。
「どうせバスで移動するなら標高の高い牧ノ戸スタートが楽☆」とか言ってたあれ。
バス停に着くと、山小屋で見た時刻のバスがない
さらに、1時間後ぐらいのバスは、50分遅れてるという情報が入ってくる。

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そんなわけで牧ノ戸まで徒歩帰還という悲しい展開となりました。
やまなみハイウェイ沿いの歩道は平坦ですが、ゴールして気が抜けてるから苦痛しかない。

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ビュンビュンとばす車に注意しながらやまなみハイウェイを横断し、九州自然歩道へ。
大きく曲がるやまなみハイウェイから離れ、牧ノ戸までショートカットします。

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緩やかだけど、なんだかんだ3.5km、標高300mの上り。
誰だ、標高が高い駐車場からスタートしようとかいったやつ。

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ごく一部の縦走登山者しか使わなそうな道なのに、コンクリート敷きの非常に整備された道が続きます。お金のかかってそうな道です。それよりバスを増やしてほしいです。

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(精神的に)へとへとで牧ノ戸峠に帰還しました。
長者原スタートか、せめて長者原に車を置いて1日目にバスで上ればよかった。
いや、バスの時間をしっかり調べればよかったんだけどね…。

売店で牧ノ戸ソフト(ブルーベリー)を食べて次こそ、山行終了です。

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九重連山縦走。
火山、砂漠、湿原、樹林帯と、めぐるましく変わる景色、また一つ一つの景色のスケールがとにかく大きくて圧倒されるばかりの山行でした。
日帰りで牧ノ戸ピストンだともったいない。車の回収で想定外はありましたが、縦走してよかったなぁと思う山でした。