九州遠征登山第5弾は九重山。
九重山(くじゅうさん)は、大分県九重(ここのえ)町から竹田市にかけて広がる火山郡の総称であり、主峰は漢字違いの久住山(くじゅうさん)です。とってもややこしい!

観光客も登れる山ながら、複数の山々や湿原が織り成す景色は現実離れした素晴らしさ。
今回はその九重連山のうち、久住山系の山々をめぐり、登山者憧れのテン場である坊ガツルでツェルトを張ってのんびり過ごしてきました。

この記事は、牧の戸~久住山系散策~久住分かれの記事になります。
久住分かれ~長者原は②に続きます。
*九州遠征のまとめはこちら
<コースタイム>
〇1日目
7:17牧ノ戸峠=8:31扇ヶ鼻分岐=9:08星生山=9:49久住分れ=10:20久住山10:45=11:22稲星山=12:00中岳=12:33天狗ヶ城=13:00久住分れ=14:18法華院温泉山荘(泊)
〇2日目
7:28法華院温泉山荘=8:15雨ヶ池=9:26長者原=10:32牧ノ戸峠

1、久住山登山について

今回は牧ノ戸~長者原への縦走を計画。
牧ノ戸~長者原間は路線バスor遊歩道使用で車の回収が可能です。

牧ノ戸峠駐車場は非常に混雑するので、繁忙期に場内に泊めようと思うと前入り必須。
快晴予報のゴールデンウィークという条件で、前夜22時頃には空きが少なくなっていました。
売店前の駐車場は登山者駐車禁止ですので、夜間に到着の際は要注意です。
トイレは水洗ですが夜間消灯か電球がないのか真っ暗でした。

2、牧ノ戸~星生山

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今回の旅の折り返しである九重山テン泊。
長者原から入るか牧ノ戸から入るか、直前まで悩みましたが、登山口間をバスで移動するなら標高が高い方からスタートした方が楽だろうと牧ノ戸から入ることにしました。(フラグ)
そんなわけで、やまなみハイウェイ最高点の1330m地点に到着。

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車中泊の旅も4日目ですが、標高のせいか肌寒かった…。

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朝7時、今シーズン初のテン泊装備で出発です。最初は舗装路となっています。

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舗装路の急坂を上がると展望所。
九州といえど新緑には早く、全体的に茶色です。夏の鮮やかな時期に来てみたいなぁ。

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牧ノ戸コースは登山というよりハイキングコースで、木の階段までありました。

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ちょっとした岩場や梯子がある小さなピーク、沓掛山に登ると…

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目の前にこれから歩く稜線がずっと続いていました。
奥中央に見えるのは星生山で、その右には久住山の頭がひょっこり。

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最短でポピュラーなコースとされるだけあって広く平坦な道が続き、観光客もたくさん歩いています。

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歩いてきた稜線を振り返ったところ。
一番奥の三角のお山は涌蓋山(わいたさん)。明日の温泉(ハゲの湯温泉)がある辺り。

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さくさく歩いていくと扇ヶ鼻分岐に到着。正面には星生山が鎮座しています。
このまま右に行けば平坦な道が続きますがここは登山者の意地。左に曲がり星生山の稜線を歩くこととします。

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左端のピークに、かすかに見える縦の線が登山道です。

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ピークに取り付くべく軽く下りると、そこは西千里浜。

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西千里浜から見上げる星生山の稜線。軽くアップダウンがあるようです。

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そして、この稜線にあがるまではなかなか急でした。
途中に大きな岩があり、装備で重くなった体を持ち上げるのに一苦労。

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道には枝々が迫り、牧ノ戸コースとのギャップがすごかったです。

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最初のピークを降りると、木々のない開けた稜線歩きになります。

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青空に向かって登っていく。
九州にきて初めての快晴に無条件に心が弾みます。他の登山者さんも心なしか浮わついている気がする。

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記念すべき快晴の一座、星生山。星が生まれる山って名前がロマンチック✨
一番奥には、大船山系である、平治岳、北大船、大船山の稜線が横たわってます。

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どっしりとしたプリンみたいな山は三俣山。手前には噴煙をあげる硫黄山があります。

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三俣山、大船山系(奥)、久住山系(右)の山々が描く景色は、日本にいることを忘れさせる独特な景色でした。

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進行方向正面を向くと、ぎざぎざと岩が突き出た「星生崎」があり、その奥には久住山。左には稲星山も見えています。

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星生崎までは岩場を下って…

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細い道を登ります。

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星生山を振り返る。草原と岩場、二つの顔をもつお山でした。

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星生崎に座ると、足元を牧ノ戸コースが走ってました。行き交う人々を見下ろしつつ一休憩。

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それでは牧ノ戸コースとの合流点、久住分れまで降りるとしましょう。

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星生崎からみる久住山は鋭く、東洋のマッターホルンと呼ばれてるとか。
昨日のナイアガラに続きマッターホルン…九州はグローバルですね。

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久住分れは広場になっており、避難小屋とトイレがありました。

3、久住山~稲星山

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久住分れからは様々な方向に道が分かれていますが、まずは久住山。
ピークを左から回り込むような道でガレ場の登りとなります。

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百名山47座目、久住山に登頂。眼下には先程まで登っていた星生山が見えました。

山頂は大にぎわいで、山頂標識には撮影待ちの列。並んでたら岐阜の知人と偶然会ってびっくりでした。流石百名山。

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山頂からの景色。背後の猫耳みたいなピークは、天狗ヶ城(左)と九州本土最高峰の中岳(右)。

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南側、久住山の裾野には久住高原が広がります。

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こちらは次の目的地、稲星山。
これから稲星→中岳→天狗と周回してきます。

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神明水分岐まで下ったら稲星山への上り返し。
(直接中岳に行けるショートカットもあります。)

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久住山と久住高原を振り返る。麓続きの山の姿ってなんか好き。

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ザレ場を上っていくと、あっという間に稲星山です。
先程の久住山と違い、比較的静かなピークでした。

4、中岳~久住分れ

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次の目的地は九州本土最高峰の中岳。

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山々の間に広がる東千里ヶ浜まで一度おります。

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そして中岳へ登り返し。
どうでもいいですが、中岳って九州本土最高峰というわりに、平凡な名前だ。

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中岳への登りは、岩や頼り無さそうな梯子がありました。

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今回の遠征においての最高地点、九州最高峰に登頂。
星生山で遠くに見えた平治岳と大船山が目の前に。
九重連山は、山座同定がしやすいし、それぞれの山をいろんな角度や距離で見られるから面白い。

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中岳から下を覗き込むと平たい場所があります。あの辺りが1500張と桁が間違ってるんじゃないかと思うぐらい広大なテン場をもつ、坊がつる。

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目を凝らすとすでにテントが張られているのが見えました。

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本日最後の目的地は右のピーク、天狗ヶ城です。
久住山系の山々の中心には御池があり、正面奥には星生山、左には久住山が見えます。

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軽く岩場を降り振り返った中岳。
こっちからみるととんがってる。

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御池は綺麗なエメラルドグリーン。

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よいしょと登って本日最後のピークハント、天狗ヶ城です。

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白茶けた星生山と硫黄山がかっこいい。

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三俣山はこの方角からみると綺麗に3つのピークになっていました。

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天狗ヶ城を降り、稜線を辿ると久住分れに帰還。楽しい山廻りでした。

それでは、テントで昼寝してお酒を飲むため坊がつるを目指すとしましょう。