九州遠征登山第一弾、開聞岳。
薩摩半島の南端に位置し、北東部分は陸地に、南西部分は海に面するお山です。
この山の魅力は、どの方角からみても見事な円錐形という美しい山容!
その姿ゆえ、登山道は螺旋状に登っていくという特性をもち、景色の変化が面白い山でした。
*九州遠征のまとめはこちら
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<コースタイム>
12:40かいもんふれあい公園=13:23五合目=14:37開聞岳15:00=16:40かいもんふれあい公園
1、アクセス
登山口はかいもんふれあい公園。向かっていく途中に登山者駐車場の分岐があります。敷地は十分な広さですが、GW二日目のこの日は「この山にこんなに人がいるの!?」と引くぐらいの賑わいぶりでした。
トイレは公園の公衆トイレを使用可能。古いですが水洗、紙ありです。
独立峰である開聞岳、標高は1000mに満たないながら堂々とした風貌で出迎えてくれました。
途中に「最後のトイレ」の案内があるのでしっかり入っておきましょう。
九州遠征登山の記念すべきスタート!
他の山では必ず存在する直登、九十九折という要素は一切なく、緩やかな道がこれまた緩やかなカーブを描いてずっと続いています。
それにしてもこのお山、駐車場でも思いましたがやはり人が多い!
登山開始時刻が遅いのもありますが、高尾山以上にすれ違ってる気がします。
五合目に到着。
樹林帯が続く開聞岳において、ここが初めてのビュースポットとなります。
樹林帯が続く開聞岳において、ここが初めてのビュースポットとなります。
浦島太郎が竜宮城に旅たったとされる岬で、鹿児島にあるのに長島鼻と呼ばれてる不思議な場所。
そして何より海!駐車場からは開聞岳に阻まれて海が見えないので、突然見える海に思わずにやつく。これが海なし県民の性です。
道がこんななので度々すれ違い待ちが発生するようになってきました。
降りてくる方が「頂上付近は大渋滞!」と教えてくれたので、ピーク時に登った方たちは一歩ずつしか進めないって感じだったんだろうなぁ…。
開聞岳の南東にきたようで、長崎鼻が左にずれてきました。下をのぞきこむと、麓の先が直接海に繋がってるのが見えます。
少し歩くと巨石が混じる開けた場所に出ました。
年期の入った看板によると、この辺りは仙人洞という開開聞岳の噴火の際に溶岩がせりあがってできた、修行に使われた場所らしい。
足もとの岩の下、暗い空間が広がってました。ここで、寝泊まりしたのかな?
すれ違った家族連れが「穴の中に仙人さんがいて足をひっぱられるぞー!」なんて笑ってましたが、なにそのホラー。
展望台からぐるりと半周、開聞岳の西側に来たみたいです。
山を一周していくので、歩くと山の景色がどんどん変わっていきます。
開聞岳北側にある池田湖(右)も見えてきた。
この岩が本当のてっぺん。一人ずつしか立てないようなスペースですが、綺麗な円錐の頂点なので文字通り360度のパノラマです。
足もとに広がる果てしない海に、ここは海に浮かぶ山だと思いました。
さてさて、この時の時刻は登山にしては遅めの14時半。混雑のピークは過ぎたようですが、自分と同じく本日鹿児島入りした遠征登山者さんが続々と登ってきます。
風が吹き荒れる(潮風?)山頂で、そんな方々と出身地を尋ね合い雑談タイム。
この時は知る由もないのですが、この後の山行においてどこの山でも出身地トークが繰り返されることになるのでした。GW九州遠征は登山者あるあるなんでしょう。
良い感じの御立ち台で記念撮影し、頂上を後にします。
この時は知る由もないのですが、この後の山行においてどこの山でも出身地トークが繰り返されることになるのでした。GW九州遠征は登山者あるあるなんでしょう。
良い感じの御立ち台で記念撮影し、頂上を後にします。
ヘリがでるのも珍しくないらしく、山をやらない人も惹きつけちゃう山なんだなぁと思いました。、
薩摩富士こと開聞岳。
鹿児島空港から薩摩半島を南下する道中、ちょっとずつ近付いてくる美しい姿に、登る前から惚れ惚れする山でした。そして、歩くにつれて移り変わる眺望、山頂から眺める海と、この山の楽しさ語るに景色は切り離せません。遠征に余裕があるなら、日程を伸ばしてでも晴れを狙うべきお山だと思いました。(この日は曇りだったけどね…)