鈴鹿セブンマウンテンの一つである雨乞岳と、苔に覆われた稜線が見られるというイブネ・クラシを歩いてきました。

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ルートは上記の通り。
武平峠から県境沿いに東雨乞岳に登り、イブネ北端からコクイ谷に直接下りてきました。
※一部、高原地図外のルートなので注意
<コースタイム>
7:50武平峠=09:24東雨乞岳=09:40雨乞岳=10:49イブネ10:49=11:04クラシ=11:14イブネ北端11:45=13:04コクイ谷出合=13:55クラ谷分岐=14:09沢谷峠=14:38武平トンネル西登山口

1、武平峠~雨乞岳

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1ヶ月ぶりの快晴登山!
トンネル西側の駐車場から出発です。
鈴鹿スカイラインを西に進んでいき、右側に建物がある所から入ります。

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県境になってる尾根に乗るべく、いきなり急坂からスタート。

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一ぷく峠に峠に到着。
県境は高原地図に乗ってないルートですが、ペイントにテープに至れり尽くせりです。

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道は、ほぼ水平な所と急な斜面とで飴と鞭な感じ。

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東雨乞岳の稜線にのる直前が最後の急登になります。苦しいと無言になるよね…。

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上がりきると眺望が開けました。
後ろには御在所山と鎌ヶ岳。

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目の前には雨乞岳。

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まずは一座目、東雨乞岳に登頂です。

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雨乞岳からイブネまで、これから歩く稜線が一望できました。

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気持ちのよい隈笹の稜線を辿り雨乞岳へ。

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東雨乞岳(奥)と雨乞岳頂上標。
雨乞岳は笹に囲われた、こじんまりとした頂上でした。

2、雨乞岳~イブネ

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それでは今回のメイン、イブネへ。

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山頂から見えてる稜線をがしがし下ります。
杉峠直前は、北斜面だからか雪が残っていました。

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杉峠に到着。
解説には「旅人が目印にした大きな杉があったという」とありましたが、この立ち枯れしたやつかなぁ…。

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ゆるっと登り返して杉峠ノ頭。

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イブネが見えてきました。

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佐目峠には桃太郎岩(小)みたいな岩が。

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本日最後の登りを上がりきるとイブネに登頂です。

3、苔のイブネ・クラシ

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イブネは開けた平らな土地です。
後ろには東雨乞岳と雨乞岳がどっしりと構えています。

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苔はまだ茶色いものの、びっしり生えて苔の絨毯みたい。こういう道は歩くのが楽しい。

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苔を堪能したらクラシへ。
軽く下り、上り返すと…

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苔もっこもこ!

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イブネの苔よりも立体感があります。

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思わず何度も立ち止まって眺めちゃう。
噂の苔は見事でした。

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ちなみに、クラシ自体は木々に覆われた小さなピークでした。

4、イブネ~コクイ谷~武平峠

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帰りはイブネ北端まで戻って下山します。
再び高原地図未掲載のルートですが、しっかり踏み後もあり歩きやすい。

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と思ったら、えらい急降。

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気を遣うトラバース。
…なんだか難易度が変わった気がします。

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ここの分岐(標識なし)を右へ。

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比較的広く開けた場所になります。
昔何かあったのか、同じ柄のお茶碗の欠片が大量に散らばっていました。

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実線ルートにぶつかってしまえばよく整備された道になります。

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左手には崩落箇所。

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コクイ谷出合まで来たらコクイ谷コースへ。

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何度か渡渉をしながら沢沿いを上っていきます。

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破線ルートですが難所と感じたのはここぐらい。(写真は振り返ったところ。)
道から岩に降り、トラバース、向かいの岩に跳び移りと忙しい。

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沢谷までこれば、クラ谷分岐まで後少しです。その先は雨乞岳のメジャールート。

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雨乞岳登山口に到着したら下山完了です。

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噂のイブネ・クラシの苔は、まだ青くなるには時期が早いものの、びっしりと稜線を覆い見事でした。
また、この周回ルートは樹林帯、熊笹の稜線、苔、沢と、鈴鹿のいろいろな姿を見せてくれて満足度が高い山行になりました。