人形山(1726m)に登ってきました。
春に見られる特徴的な雪形には、「ある冬の夜、母の病を治す為に幼い姉妹が山頂の権現堂にお参りに向かったが、命を落としてしまった。春になると山の斜面に姉妹が手をつないでいる雪型が浮かび、それでこの山を人型山と呼ぶようになった。」と、伝説が残っています。
そんな人形山、地元に大切にされてるようで、登山道は非常によく整備されています。
しかし平成30年度は、登山口に辿り着くまでが核心部と別の意味で個性的な山行になりました。

<コースタイム>
9:00中根登山口=10:35宮屋敷跡=12:00人形山12:20=15:12中根登山口


1、悪夢の始まり、登山口へのアクセス

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普段は普通にアクセスできる中根登山口。
しかし、平成30年度は事情が違った。
一般ルートが災害による工事中のため通行止めとなっており、歩いて行くか、車で迂回路を行くかの2択となっていました。
軽い気持ちで迂回路を選択しましたが、これが悪夢の始まりだった。

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案内図を頼りに迂回路を進みます。
上っていくと、どんどん荒れてくる登山道。
道にどかす必要のある落石があったりして、人が通ってない感じです。

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謎の不気味な建物を通過。

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どんどん道が細くなります。上がりきったと思えば、くねくねしながら思いっきり下り。
砂利で車がガタガタ揺れ、ディズニーのインディージョーンズを彷彿とさせます。

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さらに進むとススキに覆われ、藪こぎが始まりました。
先が見えなくて怖い。これですれ違いが起きたらもう終わりですね。

一般ルートに合流するまで45分程。
助手席に座ってるだけなのに緊張を強いられる、人生で一番の酷道でした。
軽い気持ちで行ってはいけない。素直に通行禁止の一般ルートを歩くのがお勧めです。

2、紅葉の中をのんびり登る

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何とか無事に登山口に到着した時には、達成感に満ち溢れ、気分はゴール!
しかし、登山的にはまだ始まってもいない。

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誰もいない登山口で準備を整え出発です。
登山口は人形堂の祠の右側。涸れることもあるらしいですが、水場もあります。
他にも、東屋がありますが、トイレ・ポストはなし。

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人が入ってなさそうので荒れ具合を心配してましたが、登山口までの酷道が嘘のように、よく整備された登山道でした。

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植生が変わって鮮やかになってきた。

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黄色くなった葉っぱが輝いて黄金の森。
低山の醍醐味ですね。

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ほとんど急坂という急坂もなく第一休憩所に到着です。

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第一休憩所を通過すると少しずつ傾斜がつきます。
しかし、足元に岩はなく、落ち葉でふかふかの気持ちよい道です。

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青空と紅葉。

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目標の稜線を眺めつつ軽く下って…

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第二休憩所に到着です。

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隈笹の中をしばらく上ります。


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開けたところには宮屋敷跡があり、鳥居が建っていました。

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振り返ると紅葉した山並みが。
ここからは樹林帯を抜けて、稜線歩きです。

3、寒い、冷たい、頂上への稜線

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稜線に出た途端、雨が降ってきました。
ほんと今年はレインウェアが大活躍…。
軽いアップダウンを繰り返します。

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三ヶ辻山と人形山の分岐。
晴れだったら両方ピークハントする所ですが、雨だしガスだし寒いので見ないことにしよう。

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ここから人形山へは、笹原が広がる穏やかな稜線です。

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整備のおかげで藪こぎもなく、無事に人形山登頂です。

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人形?観音様?

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そして、珍しいことに、登頂名簿と垂れ幕も用意されてました。これはテンション上がる!

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昼休憩場所の候補としては、山頂の南に眺望抜群と思われる広場もあります。
が、この日は雨風冷たく凍える寒さなので、行動食のみで下山することにしました。

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下山を始めると晴れるという山あるある。
山行後は、悪夢の酷道を戻り、帰路につきました。


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あまりの酷道と頂上の垂れ幕に全部もってかれちゃいましたが、非常によく整備されており、紅葉や景色などのんびり楽しめる山でした。
一般ルートか通行可能になったら伝説の雪形を眺めにきてもいいかなぁと思いました。