初の北陸!日本三名山の一つ、白山(2702m)に登ってきました。
花の百名山にも選ばれ、7、8月はとにかく花が咲き乱れる白山。
ちょっと早い6月に訪れた白山には、雪、青空、緑と、広大な景色が広がっていました。

<コースタイム>
7:03別当出合=(砂防新道)=10:05黒ボコ岩=10:37室堂=11:32御前峰=13:30室堂=(観光新道)=15:40別当出合


雪残る砂防新道を登る

登山前夜のお昼に声が掛かり、仕事を終えて急遽白山へ。
6月中旬、マイカー規制前なので別当出合の駐車場まで乗り入れます。
4時過ぎに到着でまだ余裕のある感じ。出発していく登山客を眺めつつ仮眠しました。

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白山と言えば立山富士山と並ぶ三大霊峰。鎖の結界を越えて出発します。

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10分程で別当出合登山口。和式の水洗トイレ、蛇口があります。
ちょうど朝日が真正面で白山への訪れを歓迎してくれてるよう。

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今回のコースは左回り周回コースです。
下山し終わった感想としては、間違っても右回りなんかしちゃいけません。

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ということで、砂防新道へ。始まりはつり橋。
広河原のワクワク感を思い出しますね。

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緑豊富な登山道。石積みの道は初っぱなから急めな感じです。

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息があがりつつ、中飯場に到着。トイレあり。

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登って登って…。少し進むと花がたくさん咲いてました。

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ニリンソウ。

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ハクサンチドリ。

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そして辺り一面に咲き乱れるサンカヨウ。
大好きな花なのでテンションがあがりまくり。

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なんたってこのサンカヨウ。
長時間雨や朝露に濡れることで透明になるという不思議な性質があります。
この日は半透明になっていました。これは嬉しい♪

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いよいよ森林限界。開けた場所に出ました。雪の登場が思ったより早い!

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まさかの雪渓直登。甚之助避難小屋は経由しないようです。

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雪は融けかけてぐずぐずして、よく滑る感じでした。
昨夜、ストックは要らないだろうと置いてきた自分を殴りたい。

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雪渓を終えたら石の階段です。さすが霊山、修行の山や…

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振り返ってみると、雪と緑と岩、そして青空の織り成す景色が美しいばかりで癒されました。

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しばらくは横移動をするボーナスステージ。

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雪渓と夏道が交互って感じです。

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雪渓の下にもぐると雪解け水がごうごうと流れていました。

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そして目の前に見えるのは砂防新道核心部の直登。
雪渓の行く先が渓谷に吸い込まれていっており、うっかり転んで滑ったらどうしようと緊張。

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先行者の足跡に丁寧に足を置いて一歩一歩。

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緊張の雪渓後は尾根を細かい九十九折りで登ります。

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ひっそりとイワカガミ。

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リュウキンカやキンポウゲ、ダイコンソウ等、黄色いお花がいっぱいでした。
が、体力の無さと直射日光にすでにバテ気味。

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そんな中、延命水が。生き返るー!!冷たくてすごくおいしかったです。
「延命水」と言えば思い返されるあの那須岳での思い出…( ̄ー ̄ )

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そして見えてきた黒ボコ岩。観光新道との合流地点です。

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黒ボコ岩より。久々の夏山らしい景色です。それにしてもよく登ったわ~。

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そして登山開始3時間。青空のもと、やっと姿を拝むことができた御前峰と弥陀ヶ原。
「白山」の名前らしく、世間では梅雨入りしたというのに雪を纏っています。

それより「白山登拝道」って…、まだ白山登拝が始まっていなかったなんてショック!
しかもこの雪原、平坦なのに全然進まないと思ったら若干傾斜していたようです(下山時に気付く)

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室堂まではガレ場登り。

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やっとの思いで白山室堂ビジターセンター。
どこぞの立山と違い、室堂に降り立つだけでも大変でした。とりあえず一安心です。

室堂から山頂へ

快晴の白山にテンションを上げつつも、肌を焼くような日差しにしばし休憩。
トイレ棟の扉を開けた瞬間、たくさんの虫が飛び立っていったのは見なかったことにします。
ボットンの和式ですが、臭いはそこまでありませんでした。

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正面に見えるは白山比咩神社の祈祷殿と御前峰。気分的にはここからが本番!

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雪原を越え、ハイマツの中,石の階段を一歩一歩登ります。

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別山と室堂。山荘を見下ろすと歩いた距離が分かって嬉しくなります。

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ガレ場を登り…

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石壁に囲まれた白山奥宮に到着。登拝することができました。

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そして山頂標識もゲット。白山ありがとう!!
別山に続く稜線が美しく、いつか歩いてみたいと思いました。

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白山三山の一つ、凄まじくザレザレしてそうな剣ヶ峰。

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山頂標識があるっぽいけど立ち入り禁止になってました。
せっかく剱人着てきたので記念写真。

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こちらは同じく白山三山の大汝峰。
山頂は若干肌寒いような風が吹いていましたが、岩に寝転ぶとぽかぽかでいい感じでした。

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岩陰にはコメバツガザクラ。

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帰りは御池巡りコースの最短コースを行くことにしました。
御宝峰から急なガレ場を下って油ヶ池。

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真っ青な池に浮かぶ氷がきれいな翠ヶ池。季節によっては竜の眼が見られるそうです。

下り切ったら千蛇ヶ池雪渓を登り返し。登頂後の登りは気が重くなりますね…。
そして、この御池巡りコース、雪とガレ場で道が分かりづらかった。夏は整備されるのかな?

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2日間痛むほどの日焼けを負うぐらいの快晴でしたが、午後は雲が覆いかぶさってきました。
まさしくぎりぎりセーフって感じでした。

悪夢の観光新道下山

思ったより時間が押していましたが、滑り止めをもってきてないこの日、砂防新道の雪渓下りに自信がなく、距離は伸びるが観光新道へ。今思えばこれが悪夢の始まりでした。

まずは砂防同様、尾根をガツンと下ります。こちらは花が豊富な道らしく、シナノキンバイが咲き乱れていました。ニッコウキスゲも3輪ぐらい開花しており、満開の時期は一面がお花畑になるのだろうと思われます。

そして、心配していた雪渓。直降ではないものの細めのトラバース。
太陽にやられて水をたっぷり含んだ雪がとにかく滑る!
2回目のトラバース道は落ちたら止まらない系の雪渓で本当に緊張しました。
ここが核心部だったようで、その後は夏道と残雪を交互に繰り返します。

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殿ヶ池避難小屋に到着。心身ともに疲れ「観光」とは何かを考えます。
そして、このまま下りかと思ったら、あれ~、稜線沿いに道が見えるよ~?

というわけで、ここから稜線歩きが始まります。
アップダウンはたいしたことないですが、もう一刻も早く下山したい。
いつになったら下らせてくれるんだと苛立ちが生まれます。

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そんな苛立ちに応え、稜線からとんでもない角度で渓谷に降り始める観光新道さん。
目の前に何もない急坂に、もともとの高所恐怖症が前面に出てきて腰が引けまくり。

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その後も今までの緩やかな稜線は何だったんだという急坂が続きます。
滑るのが怖くてペースが上げられません。たしかに標高下げたいと思ったけどさぁ…

やっと急坂ゾーンを終えると、次は恐ろしく緩やかな道が続きます。
特に登山口直前は、里山かと思うくらいの九十九折りでゆっくり標高を下げます。

つまり、観光新道を「観光だって!」と軽い気持ちで登った場合、緩やかな道に安心しきったところで急坂の洗礼を浴びるわけです。観光振動さん、汚い。
「短くて急、長くて緩やか」が、当てはまらない道があるのだなと知りました。

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入口は沢なんかもあって観光新道さんの猫かぶりっぷりにおののくばかりです。
というわけで、別当出合に戻ってきました。
疲れてたのもあって、さんざん悪態をつきましたが、観光新道さんの名誉のためにいっておくと、花の種類、数ともに非常に豊富な道だそうです。



とにかく広大な印象を持った白山。最初から最後までばててましたが、景色は一品、いい夏山初めになりました。
日本三名山を目指し富士山登山も前向きに考えようと思いました。とりあえず体力づくり頑張ろう…