屋久島登山第2段はモッチョム岳(940m)に登ってきました。
屋久島の南部にあり、集落から見ることができる前岳の1つです。
花崗岩でできたその姿は非常に特徴的で、その裾野の尾ノ間集落の信仰の対象ともなっています。

道中は急傾斜で厳しい登山道ですが、その頂からの景色は絶品です。

<コースタイム>
5:35鯛ノ川=6:27千尋の滝駐車場=6:42モッチョム岳登山口=7:44万代杉=8:14太郎杉=9:21モッチョム岳9:50=11:56千尋の滝駐車場(=13:10尾之間集落)


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山を知らなかった2年半前。
ゲストハウスで会った単独のお姉さんが教えてくれたモッチョム岳。
山に登り始めてからもずっとその名前を憶えていて、いつか絶対に登ろうと思うようになりました。
自分にとってはそんな憧れの山でした。

モッチョム岳へのアクセス

モッチョム岳登山口は、千尋の滝の展望台への道の途中にあります。
  • 車の場合:千尋の滝の駐車場に直接アクセス。
  • 路線バスの場合:鯛ノ川バス停で下車。目の前の橋を渡り、そのまま西に県道沿いに歩きます。
自分は鯛ノ川近くのゲストハウスに宿泊してたので宿から直接アクセスしました。

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5時45分、明るくなり始めた頃に宿を出発です。
千尋の滝の表示に従い県道を右に曲がります。

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ここからは、登山口に真っ直ぐ行かせてくれれば良いのに、一度大きく左に行ってから再度右に行くという道のりになっています。

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1時間近く舗装路。車なら歩かなくていい道だと思うと余計に長い…。
やっと着いた駐車場入り口には展望台があったので寄り道しました。

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朝日で輝く海。

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そして千尋の滝。滝の横の巨大な岩盤はモッチョム岳の裾です。
この岩盤が千人が手を繋いだぐらい広いので千尋の滝というそうです。

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「Welcome to 新緑モコモコ春」なんかツボに入った。

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というわけでモッチョム岳登山口です。
案内によると急坂スポットが2つあるらしい。がんばろー!

急坂続く登り

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モッチョム岳の登山道は踏み跡は明確ですが、整備された宮之浦岳と比べると、木の根っこや岩で段差が多い感じです。
3時間登りっぱなしだとガイドブックかなんかで見かけて、丹沢バカ尾根ぐらいなら余裕かなぁと、どこかゆる登山気分。
しかし、案内通り初っ端から急坂です。しかも長く続く急坂。あ、これ辛い

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標高100m毎に案内板が出ているのですが、まだ400m…。
入り口の看板によると550mまでは急坂が続くらしいので苦しいところです。

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沢が流れる、苔生した広い場所に出ました。

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ヒメシャラの水場。汗をかいたので顔を洗ってさっぱり。
若干緩やかになった気がします。相変わらず登り一辺倒だし気のせいな気もしますが

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坂を登り続けて1時間、突如現れる立派な屋久杉が万代杉です。
天に向かて枝を伸ばす姿がかっこいい。

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苔の水場を越え、木々に囲まれた場所には、ひっそりとモッチョム太郎がいます。

まだまだ続く登り道。
どこが急坂でどこが只の坂なのかと気にしていましたが、もはやどうでもよくなってきました。
要するにどこもかしこも登りは大変!

絶景の頂きへ

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ここまで必死に登りましたが、森の中、急に下りになりました。
モッチョム岳が940mに対し、その手前の神山展望台は979mなので、モッチョム岳は登頂するために下る山です。ということはこのあたりが神山展望台なのでしょうか。標識もないし展望は皆無なので確信がもてません…。

下るはずなのに高原地図によると行きも帰りも50分。
つまりきつい登り返しがあるってことでしょう。

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新緑もこもこ春って感じ!

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この辺の道は大きな岩に立派な根っこが絡みついていて、屋久島って感じです。

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ぐいっとのぼったところに大きな岩があって、尾根の上に出ました。
そこから見えるモッチョム岳の山頂。まだ下って登り返すみたいですね。

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下って下って、さあ登り返し。道が細い!
木々で見えませんが地味に切れ落ちている気がします。
ここまで誰にも会っていないので落ちたらまずいと緊張…。

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最後の登り返しは段差も大きく結構大変。光が見えていよいよ山頂かと思ったら

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最後の最後にロープ場です。

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そして目の前に聳える山頂の大岩。
屋久島の花崗岩はロープなしで登る方法が分かりません…。
ロープをつかんでグイっと上って
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無事モッチョム岳登頂です!

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山頂からは集落と大海原を一望できます。

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山頂の岩の下には集落を見守るように祠が祀られていました。

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北は山々、南は海と360度の展望です。開放感のあるいい山でした。

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今まで来た道を振り返って。
むき出しの岩盤に、モッチョムだけが大きな岩でできた山だと思い知らされます。

そして、展望のない樹林帯の中をひたすら歩き、最後の最後にこの展望。
モッチョム岳は見た目だけでなく、この行程も人を惹きつけるんなんだろうなぁ。
でも、この道を見ると思ってしまう。登り返すの嫌だなぁ。

長い下山…

景色を堪能後、誰も来ないのをいいことに30分ぐらい山頂の岩で昼寝し下山です。
分かってはいたけど展望のない下山は長い…。と、ふと足元から視線が…

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モッチョム太郎!?
いや、太郎はいるから次郎?

誰が作ったのか知りませんがいつからここにいるのでしょう。
こういう遊び心には癒されます。

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どんどん下って登山口に到着。結局道中は一人しか会わずに、静かな山行でした。
せっかくなので奥の展望台からの千尋の滝を眺めました。

この後、鯛ノ川まで1時間歩くのが嫌で尾之間集落まで歩いたのですがやはり長かったです。
車が運転できるようになりたい…!

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別日、南西の方からみたモッチョム岳。やはり特徴的な容姿で目立ちます。
道中は宮之浦岳よりもつらかったような気がしますが、2年半憧れた山に登り、展望にも恵まれて満足の山行となりました。