2018年登り初めは百名山の1つ、四阿山(あずまやさん・2354m)に登ってきました。

山肌に笹原が広がる緩やかな山であり、 ヤマレコさん曰く「広々とした山麓、気持ちの良い尾根歩きと大パノラマを求めて気軽に手軽に登る百名山」だそうです。
しかし、1月に登った感想としては、手軽どころかとにかく長かった!

冬季四阿山登山はあずまや高原ホテルからのアクセスがメジャーらしいですが、今回は菅平牧場管理事務所からのピストンです。  



今回は前泊。温かい布団に昼まで寝てたい葛藤と戦いながら、どこかふわふわしながらのんびり駐車場へ向かいました。

しかし、この日は麓の地点で-8度だったらしい。
車を降りるといきなりの低温と風。寒さに現実を叩きつけられて、雪山登山開幕です。

ちなみに駐車場そばのトイレは冬季閉鎖ですが、お隣に仮設トイレが建っていました。

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登山口は除雪された舗装路を歩いた先のこの門が目印。
さっそく湿り気のないさらさらした雪がしっかり積もっていました。
草津で雪に足をとられる大変さを学んだのでワカンを装着。

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牧場の柵沿いに上がっていきます。トレースはスノーシューの先行者が1名でしょうか。
時おり膝近くまでズボって、ケラケラ笑ってました。

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序盤では橋を渡る箇所も。
落ちたら冷水の中と思うと緊張…。
でも転んじゃいけないと思うと、なぜか転ぶんですよね…(帰りにワカンを踏んで橋の上で転倒)

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雪の上には動物たちの足跡があり、雪の上を自由に駆け回れていいなぁと思いました。

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途中開けた雪原には一本の道が走る。

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1234と数字に拘りを感じる標識です。

再び樹林帯に突入すると、道が消えて吹き溜りゾーン。
ここにきてワカンが本領発揮。薄い氷の上を歩くような感覚が楽しかったです。(それでも常時20cm沈んでたまに踏み抜いていますが)

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ヤセ尾根も登場し、雪庇にテンションが上がります。

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ようやく樹林帯を抜けると、普段なら開放的な尾根歩き!と喜ぶところですが、今回は木がない分烈風に晒され喜べません。
顔が冷たいじゃなくて痛い。指も一度素肌をさらすと手袋をしても暫くじんじん傷みます。凍傷って本当に起こることなんだと初めて実感しました。

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目指す頂きが見えない。風をしのげる場所もない。雪に足をとられる。
無言で黙々と登っていると、木が集まった小さな林みたいなところにつきました。

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木々の影には指導標。
ここまで苦労したのにあと 2キロ!?

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一瞬前方が晴れましたが先が長い…。
救いはこの辺りは岩場なのか、雪が少なく歩きやすかったです。

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稜線をトラバースするように歩いたり、ヤセ尾根を歩いたり。
風がどんどん強くなり、体がふらつきます。

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何度目かのアップダウンを越えると、もこもこした樹林帯が広がってました。

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ここまでもこもこしてるとかえって可愛い。

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そして昼近く、天気予報通り晴れてきました。

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山肌をびっしり樹氷に覆われた景色に思わず感動!

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振り返ると、今まで歩いた稜線の向こうに雲海が。そして、雲海からは北アルプスの山々が頭をのぞかせていました。

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先ほど見えた樹氷の森の中を歩きます。
落葉樹は飴細工のような繊細な樹氷でした。
先行者がいるはずなのに相変わらずトレースは所々消えてます。

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葉が残ってる木は柔らかそうな衣を纏ってました。

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この辺りでは、さっきまでが夢だったように風もやみ、穏やかな雪山登山。
ただ、スノーシューのトレースもがっつり30㎝ほど沈んでるのでワカンの自分はずぶずぶです。
流石に膝まで沈むと一歩一歩がしんどい…。

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樹林帯を抜けると右手に富士山(写真中央の影)が見えました。

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見えていたピークを登り切ると根子岳への分岐です。
残り2キロ地点では根子岳も行きたいとか思ってましたが即効なかったことにしました。

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それでも、晴れた青空の下、奥の方に聳える四阿山山頂に絶望ですよ。

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平坦な道って進んだ気がしない…。

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ただ、単純なので、木々の間からもこもこ樹氷と浅間山と富士山が一度に見えて元気をもらいました。

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浅間山は昨年の2月、軽アイゼンで登った初めての2000m級雪山。
1年経って、お隣からその姿を眺めることになるとは思わなかった。

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いよいよゴールは目の前、最後の登り。

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そして、ついに山頂!

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右側、浅間山方面の眺め。

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左には今日は諦めた根子岳。
四阿山山頂は、外輪山の一角を担うらしいので、中のくぼみはカルデラということでしょうか。

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山頂奥の稜線もコースではあるみたいですが、雪の時期は歩ける気がしない…。

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この時14時くらい。暖色系の空にちょっと焦る。

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行動食をとったら急いで下山開始です。
結局下山は16時すぎで、日没ぎりぎりセーフでした。


四阿山はスノーシューが楽しめると聞いてましたが、スノーシューかワカン必須の山でした。
腰まではまろうもんなら、雪がボロボロ崩れてなかなか這い上がれず、新雪かつ深雪の大変さをこれでもかと思い知らされました。
ただ苦労した分、かなりの達成感!

2018年、行きたい山がたくさんあるので、今年もたくさん登っていきたいと思います。