新雪の恵那山(2189m)に行ってきました。
恵那山というと百名山にも関わらず、「地味」「ずっと樹林帯」「山頂の展望は皆無」と、マイナスなイメージばかり聞かれる山です。
実際、今まで何度か行こうと話題には上がったけど行かなかった山でした。
しかし11月も下旬の今回、行ってみるとそこに広がるのは真っ白に雪化粧した木々たち。
四方を雪を纏った木々に囲まれながら心ゆくまで雪景色に浸り、恵那山のことをすっかり気に入ってしまいました。雪の恵那山は本当に素晴らしい!
恵那山にはいくつかコースがありますが、今回は最短かつ、概ね樹林帯が続くものの一部展望が開ける、広河原コースをピストンしてきました。
<コースタイム>
ゲート06:38=(道間違え)=7:53広河原登山口=11:50恵那山12:20=14:29ゲート
恵那山というと百名山にも関わらず、「地味」「ずっと樹林帯」「山頂の展望は皆無」と、マイナスなイメージばかり聞かれる山です。
実際、今まで何度か行こうと話題には上がったけど行かなかった山でした。
しかし11月も下旬の今回、行ってみるとそこに広がるのは真っ白に雪化粧した木々たち。
四方を雪を纏った木々に囲まれながら心ゆくまで雪景色に浸り、恵那山のことをすっかり気に入ってしまいました。雪の恵那山は本当に素晴らしい!
恵那山にはいくつかコースがありますが、今回は最短かつ、概ね樹林帯が続くものの一部展望が開ける、広河原コースをピストンしてきました。
<コースタイム>
ゲート06:38=(道間違え)=7:53広河原登山口=11:50恵那山12:20=14:29ゲート
今週の土曜こそ予定通りの山に行けるかと思いきや、強風の為またまた変更。そんなわけで行ってきました中央アルプスの恵那山。
星で有名な長野県阿智村から峰越林道を通り、広河原登山口を目指します。
この林道がなかなかだったようで、積雪していたこともありチェーンを付けて通過したそうです。
そんなこと露知らず目を覚ますと駐車場。
薄く積雪しており、車は数台ほどです。
駐車場の先にはゲート。すぐ横にトイレがありましたが冬季閉鎖中でした……。
まずは舗装路歩き。
途中で付けるのも面倒だからとスパイクやら軽アイゼンを付けましたが、今思うと新雪さらさらで意味がなかった気もします。付ける付かないの判断って難しい…。
岩には大量のツララが。
トンネルの天井にもツララがぶら下がってました。落ちたら刺さるやつです。
30分程で広河原登山口に到着。
ここで左の沢に降りるのが正解ですが、安全の婢に惑わされ直進してしまいました。
この道は神坂峠コースに合流し周回できるのですが、今回は時間的に厳しいので泣く泣く引き返し。
8時前。広河原登山口に戻り、今度こそ沢にかかる橋を渡ります。
変化がない道だからか、記録でよく取り上げられている橋ですね。
ここからは頂上までの進度を表す看板がありますが、GPSによると往復8kmは歩いているので、表示の片道3kmと食い違い。
水平距離なんじゃないかと話が出ていましたが、真実ははてさて……。
さっそく噂の樹林帯歩き。
10センチほどの雪がありますが、石が埋もれ切っていないので、アイゼンが引っかかっります。
ひたすら続く同じような光景、そしてそれなりの登りが続き、いつまで続くのだろうと思わず無言に。
黙々と登ってると、杉が雪化粧をし始めました。ちょっと心が慰められる。
尾根に上がると、樹林帯と言えども開放感があって気持ちがいい!
木々の雪化粧は、エビの尻尾ともまた違う感じで、結晶に覆われているみたいです。
樹林帯に出たり入ったりで展望は今一。しかし、木々の雪化粧はどんどん派手になっていきます。
クリスマスツリー。
ガスの中に白く浮かぶ樹氷。
迫力のあるびっしりとした霧氷。
そして、突然視界が開けます。
コース唯一の展望に恵まれた区間で楽しいところ。雪の量も増えてきて、ずぼったり、雪に足をとられたり。
太陽が出てきたと思ったら…
ついに青空が登場です!
尾根からは白くなった山並みをみることができました。
ご褒美区間を終えると、再び樹林帯ゾーンに突入です。
木々の間の細い道を登ると、
小さく開けた場所に出ます。
展望はないものの、四方を樹氷に囲まれたこの世界観が楽しい。
凍てついて大きな雪の塊を体中に有するモミの木は立派です。
そんなこんなで、細い道、広場を繰り返しながら標高を稼ぎます。
登り一辺倒だった道が下りに入ると、山頂まではもう少し。
モミの木の圧倒的な樹氷の林、落葉樹の精細な樹氷の林と変化があって楽しい区間でした。
そして展望なしと噂の山頂に到着。木々に囲まれ何も見えません。
中央には、これまた何も見えないと噂の展望台。
一応登ってみました。
普段だったら存在意義を疑ったに違いありませんが、凍った林を眺めるにはいい感じ。
とにかく寒いので、奥に進み避難小屋を目指します。
山頂直下には恵那神社。
おじさまの像が雪の中で寒そうにたたずんでいました。
木々が道に張り出し、藪こぎならぬ枝こぎ。雪をかぶりながら小屋を目指します。
すぐ近くにあるイメージでしたが、意外に歩く…。
一度、広場みたいな場所を抜けると、次こそ避難小屋がある広場にでます。
最初に見える建物はトイレ。水洗トイレは冬季閉鎖ですが、ボットンは使用可。
今日は町までトイレはないかと思ってたから助かった!!
そのすぐ奥に建つのが、恵那山々頂小屋。
土間にはストーブがあり、アイゼンをつけたままでもok。
鍋やヤカン、割りばしがあったりと設備が充実?しています。
奥には布団のある部屋がありました。
やっと一息。腰を下ろして土間で昼食です。
薪がなかったのでストーブは使用せずにダウンを着込みますが、小屋の中の気温はマイナス7度。かなり寒いです。足先から冷え始め、冬靴を履いてこなかったことを若干後悔。
昼食後は散策。小屋の後ろには展望スポットである岩場があります。
よじのぼってもガスで何も見えなかったので小屋を見下ろしてみました。
恵那山はこんな感じに、木々に囲まれた広場が度々あります。
なんだか童話で出てくる森の中の家って感じ。
そして、山頂に戻るころ。雲が流れ始め、青空が広がり始めました。
青空の下、山頂標識をゲット!
もう一つの山頂標識。青空と霧氷がため息がでる美しさ…
光が射しこむようになった林の中を、雪を頼りにガシガシくだります。
途中にあるモミの木広場もこの通り快晴!
展望ゾーンもしっかり晴れていました。
雪がもっこもこの尾根道。
麓が近づく頃には遂にペットボトルのお茶も凍り始め、ちょっと感動!
樹林帯を下っていると、ふと、緑の中に真っ白な樹氷が点在する山が見えました。
大山入山の幻の羊でしょうか。(地図と合わせてないので違ったらすみません;)
登山口に戻ってくると舗装路は乾いていました。
朝はここも雪だったので、本当にいいタイミングの入山だったなぁ。
振り返ると、朝は見えなかった恵那山の姿を拝見できました。
最後、ゲートの熊注意の看板の裏にはリラックマがいました。こういう遊び心好きですw
雪の恵那山は、傾斜は続くものの、樹林帯ゆえに危険個所も少なく、なにより樹氷に囲われる感じが面白くて、雪山初心者にもおすすめできる山だと思いました。
ただ、雪以外の季節は正直、飽きるだろうなとも思うので、ぜひ、最初の1回は雪の季節をお勧めします。
星で有名な長野県阿智村から峰越林道を通り、広河原登山口を目指します。
この林道がなかなかだったようで、積雪していたこともありチェーンを付けて通過したそうです。
そんなこと露知らず目を覚ますと駐車場。
薄く積雪しており、車は数台ほどです。
駐車場の先にはゲート。すぐ横にトイレがありましたが冬季閉鎖中でした……。
まずは舗装路歩き。
途中で付けるのも面倒だからとスパイクやら軽アイゼンを付けましたが、今思うと新雪さらさらで意味がなかった気もします。付ける付かないの判断って難しい…。
岩には大量のツララが。
トンネルの天井にもツララがぶら下がってました。落ちたら刺さるやつです。
30分程で広河原登山口に到着。
ここで左の沢に降りるのが正解ですが、安全の婢に惑わされ直進してしまいました。
この道は神坂峠コースに合流し周回できるのですが、今回は時間的に厳しいので泣く泣く引き返し。
8時前。広河原登山口に戻り、今度こそ沢にかかる橋を渡ります。
変化がない道だからか、記録でよく取り上げられている橋ですね。
ここからは頂上までの進度を表す看板がありますが、GPSによると往復8kmは歩いているので、表示の片道3kmと食い違い。
水平距離なんじゃないかと話が出ていましたが、真実ははてさて……。
さっそく噂の樹林帯歩き。
10センチほどの雪がありますが、石が埋もれ切っていないので、アイゼンが引っかかっります。
ひたすら続く同じような光景、そしてそれなりの登りが続き、いつまで続くのだろうと思わず無言に。
黙々と登ってると、杉が雪化粧をし始めました。ちょっと心が慰められる。
尾根に上がると、樹林帯と言えども開放感があって気持ちがいい!
木々の雪化粧は、エビの尻尾ともまた違う感じで、結晶に覆われているみたいです。
樹林帯に出たり入ったりで展望は今一。しかし、木々の雪化粧はどんどん派手になっていきます。
クリスマスツリー。
ガスの中に白く浮かぶ樹氷。
迫力のあるびっしりとした霧氷。
そして、突然視界が開けます。
コース唯一の展望に恵まれた区間で楽しいところ。雪の量も増えてきて、ずぼったり、雪に足をとられたり。
太陽が出てきたと思ったら…
ついに青空が登場です!
尾根からは白くなった山並みをみることができました。
ご褒美区間を終えると、再び樹林帯ゾーンに突入です。
木々の間の細い道を登ると、
小さく開けた場所に出ます。
展望はないものの、四方を樹氷に囲まれたこの世界観が楽しい。
凍てついて大きな雪の塊を体中に有するモミの木は立派です。
そんなこんなで、細い道、広場を繰り返しながら標高を稼ぎます。
登り一辺倒だった道が下りに入ると、山頂まではもう少し。
モミの木の圧倒的な樹氷の林、落葉樹の精細な樹氷の林と変化があって楽しい区間でした。
そして展望なしと噂の山頂に到着。木々に囲まれ何も見えません。
中央には、これまた何も見えないと噂の展望台。
一応登ってみました。
普段だったら存在意義を疑ったに違いありませんが、凍った林を眺めるにはいい感じ。
とにかく寒いので、奥に進み避難小屋を目指します。
山頂直下には恵那神社。
おじさまの像が雪の中で寒そうにたたずんでいました。
木々が道に張り出し、藪こぎならぬ枝こぎ。雪をかぶりながら小屋を目指します。
すぐ近くにあるイメージでしたが、意外に歩く…。
一度、広場みたいな場所を抜けると、次こそ避難小屋がある広場にでます。
最初に見える建物はトイレ。水洗トイレは冬季閉鎖ですが、ボットンは使用可。
今日は町までトイレはないかと思ってたから助かった!!
そのすぐ奥に建つのが、恵那山々頂小屋。
土間にはストーブがあり、アイゼンをつけたままでもok。
鍋やヤカン、割りばしがあったりと設備が充実?しています。
奥には布団のある部屋がありました。
やっと一息。腰を下ろして土間で昼食です。
薪がなかったのでストーブは使用せずにダウンを着込みますが、小屋の中の気温はマイナス7度。かなり寒いです。足先から冷え始め、冬靴を履いてこなかったことを若干後悔。
昼食後は散策。小屋の後ろには展望スポットである岩場があります。
よじのぼってもガスで何も見えなかったので小屋を見下ろしてみました。
恵那山はこんな感じに、木々に囲まれた広場が度々あります。
なんだか童話で出てくる森の中の家って感じ。
そして、山頂に戻るころ。雲が流れ始め、青空が広がり始めました。
青空の下、山頂標識をゲット!
もう一つの山頂標識。青空と霧氷がため息がでる美しさ…
光が射しこむようになった林の中を、雪を頼りにガシガシくだります。
途中にあるモミの木広場もこの通り快晴!
展望ゾーンもしっかり晴れていました。
雪がもっこもこの尾根道。
麓が近づく頃には遂にペットボトルのお茶も凍り始め、ちょっと感動!
樹林帯を下っていると、ふと、緑の中に真っ白な樹氷が点在する山が見えました。
大山入山の幻の羊でしょうか。(地図と合わせてないので違ったらすみません;)
登山口に戻ってくると舗装路は乾いていました。
朝はここも雪だったので、本当にいいタイミングの入山だったなぁ。
振り返ると、朝は見えなかった恵那山の姿を拝見できました。
最後、ゲートの熊注意の看板の裏にはリラックマがいました。こういう遊び心好きですw
雪の恵那山は、傾斜は続くものの、樹林帯ゆえに危険個所も少なく、なにより樹氷に囲われる感じが面白くて、雪山初心者にもおすすめできる山だと思いました。
ただ、雪以外の季節は正直、飽きるだろうなとも思うので、ぜひ、最初の1回は雪の季節をお勧めします。
いいタイミングで 登れてよかったです
あまり楽しみのない山でしたが、積雪期は 楽しそうですね~
登山道に危険個所はなく、明瞭ですか?
それろ、尾白川の渓谷から吊り橋を渡る箇所で
今年 崩壊箇所があったそうですが、通ってこられたかたが
いました。治っているといいですね。