丹沢で歩きたかった道の一つ、丹沢山と宮ヶ瀬をつなぐ丹沢三峰を縦走してきました。
5月にはシロヤシオで有名な道ですが、とにかく人が少ないらしい。
展望はほとんどなく、落葉樹の樹林帯の中3つのピークを越えるこのコースは、「人が少ない」「地味に危ない」「意外にきつい」と行くことをためらうことばかり聞きますが、丹沢好きを自称するなら主要な道は歩かなりません。久々の日帰り20キロ登山です。
<コースタイム>
どんぐり山荘07:26=07:47観音茶屋=08:37駒止茶屋=08:53堀山の家=09:32花立山荘=09:45金冷シ=10:02塔ノ岳=10:56丹沢山11:31=12:06太礼ノ頭=12:24円山木ノ頭=12:49本間ノ頭12:53=14:05高畑山=14:43三叉路登山口=14:49三叉路バス停
ちなみに日帰り23.5km、とにかく辛かった丹沢主稜縦走はこちら↓

その他、★丹沢山を通る記録一覧
剱に登って以来、体調不良、仕事、天気により、丸々1ヵ月山に行けず重度の山欠に陥ったこの頃。
こうなったら小雨のうちに、ずっと温めていた丹沢三峰縦走をしようと決心しました。

コースは、大倉~宮ヶ瀬(バス停的には1つ手前の三叉路まで)の縦走を計画。
日没を過ぎても安心、バスの時間を気にしなくてよい大倉下山を考えてたのですが、宮ヶ瀬も1時間に1本はバスが来る、きついと噂の三峰を登りに持ってくるのはどうなんだ、と悩む悩む。
結局は、台風に備えてなるべく早く下山するため、登り初めが早くできる大倉を登りにすることにしました。(三叉路は本厚木よりバスで約40分かかります。)

山と高原地図によるとコースタイムは565分とそこそこのロングコース。
今回はなまった体のトレーニングも兼ね、コースタイム0.8掛け、昼食休憩30分で、15時半下山を目標にしました。

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5月ぶりの丹沢。意外に小さい丹沢クリステルさんを写真に収め出発です。
最近はアルプスや百名山ばかりだったので、帰ってきたって気がします。ただいま~!

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雨予報だからか、人が少ない大倉尾根を登っていきます。
懐かしいと思いながら登りますが、道を横切るような木はなかったような気がする。
先週の台風の影響でしょうか。

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今回は、息があがっても辛くなければ気にしないということで登っていきます。
いつもより速く登ってる気がしますが、こんな日に登りに来るもの好きの方々、みなさん速いです…。

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今日も様々な階段が、登山客をお出迎え♡
何度も登ってくるとこの辛さがクセになってくる。

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ガレ場を抜けて、

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やっと花立への階段が見えてきました。

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9時から小雨予報ですが、今のところ風雨なし。
ガスもなく、海まで見渡せました。

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今日のお勧めはうどん。
時間があったら揚げ玉いっぱいの月見うどんを食べたかった…!

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いい感じに色づいています。

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ドングリハウスから2時間36分で塔ノ岳に到着。過去最高記録!

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塔ノ岳からは4つの道が選べます。
改めて思いますが、丹沢の玄関みたいな山ですね。

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塔ノ岳~丹沢山の稜線は少し上がって平坦な道、下がって平坦な道と優しい稜線。
そして、地図の不備じゃないかと思うぐらい、この区間だけコースタイムがゆるいです。
これは捲けると確信し、みやま山荘名物のカレーを食べようじゃないかと頭はカレーでいっぱい。

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11時前。丹沢山に到着。
5月に外されていた標識は、屋根付きの立派な標識になっていました。
目標を30分捲き。これはやはりカレーを食べるしかない!!
おかみさんにカレーがあるか尋ねると大丈夫とのこと!やったー!

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ということで、みやま山荘のカレー(800円)。
山の上なのに食器にこだわっていて山荘の人の気遣いを感じます。
水場がない小屋なのに水も出していただけました。
そしてなにより、がんばった体にカレーのおいしいこと!

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デザートは、ハロウィンということでセブンのケーキを持ってきました。
ザックの中で、背中を負傷してましたが、まぁセーフということで!

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ちょっと驚いたのが、冬に来た時には土間にも談話室にもどーんと大きな机があったのですが、小さい机が複数という構成に変わっていました。
昨年は、机が一つしかないことで知らない登山者さんと自然に会話ができ、即席パーティーを組んでと楽しかったので、ちょっと寂しい…。

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このままいけば14時50分のバスに間に合うんじゃないかと思い、気持ち急ぎ目で丹沢三峰(宮ヶ瀬)へ!ここからが本日のメイン、丹沢三峰縦走です。

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山頂直下は新しい木道を作っている最中みたいでした。

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葉はすっかり落ちています。最初は隈笹の中をガシガシ下る。

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ところどころ紅葉が残っていました。

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少し標高を落とすと、落葉したばかりの落ち葉でフカフカの道になります。

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どんどん下り、紅葉が見頃の標高に。
ただ、今年は茶色くなっちゃってる葉が多い印象です。

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この標識を作った人は数字にこだわったに違いない。
下の方には丹沢山10.0KM、宮ヶ瀬1.0KMの標識もありました。

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ガスで映えませんが、紅葉の樹林帯歩き。
3つのピークがえぐいと聞くので、縦走ではなく下山に入ったと思えるレベルの下りに不安が膨らみます。

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が、心配をよそに、一つ目の太礼ノ頭はほとんど登り返しもなくあっさり到着。
数字が左右対称だ…。

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ぐいっと下ります。さすがに次は登り返すだろうなぁ。
ガスで次の峰が見えないのは、ある意味助かったのかもしれません。

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あっ…これは階段地獄ってやつかな。
期待を裏切らず、次から次へと階段が姿を現す辛い登りでした。

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というわけで雨か汗か分からないぐらいびっしょりなって2つめ、円山木ノ頭。

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3つ目のピーク目指して下ります。
1つ目は楽勝、2つ目は急坂。さて3つ目の登り返しがどちらに転ぶか、

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下り切ると、登るものの先ほどより緩やかっぽいです。

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さっくり登頂!と思ったら、工事の資材が置かれているだけの偽ピークでした。
それにしても、大々的に整備するほど人が通るルートなんですね。
今日はだれにも会わないですが。

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少し先でさらに上るのかの思いきや、ピークを一つ残してのまさかの下り。

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そして、梯子が出てきて少しの登り。

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ということであっさりと3つ目、本間ノ頭。
先ほどのピークより明らかに標高が低いんですが…。
下山に使用する場合は意外に楽な丹沢三峰でした。

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山頂にはずいぶん年季の入ってそうな看板。
そいえば、私は丹沢で一度も鹿やその他野生動物を見たことがない。

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ここからはいよいよ下山って感じの急坂です。
岩も階段もないし大倉尾根より下りやすいと思いましたが、濡れた新鮮な落ち葉+落ち葉の下に隠れる濡れた根っこや石で、こういう道はけっこう滑ることを身をもって知りました。

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立派なきのこ?

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慎重かつできる限り頑張って下っていると、ガスを抜けたようで視界がクリアに。
ただ、ここまでは紅葉が降りてきてないようで惜しい…!

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道なりに進むとピンクリボンで封鎖されてました。
無かったら確実に進んでいた気がします。

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ピンクテープに案内され、右に曲がります。
一旦下りも終了なようで、トラバース道が続きます。

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鉄橋。微妙に傾いてるし、何より滑りそうなので慎重に慎重に。

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平行移動と感じられるほどの緩やかなトラバース道が延々と続きます。
下りは慎重にならざるを得ず、ここまで目標タイムより遅れ気味。
だけど、一本前のバスに乗るために5分程巻かなきゃいけない。
標高を下げさせてくれない道に焦りが生じます。

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それどころか地味に登るなんて、何なんでしょうね!
道が細い箇所や、登山道に岩が出張っている箇所、道の脇が切れ落ちてる箇所等、地味に危ない箇所がたびたび出てきて、気は急ぐけど走れません。

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ほとんど展望に恵まれないコースですが2か所ほど視界が開けていました。

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特に金冷シ付近は細い道が連続します。写真は振り返ったところ。
岩にステップが切り出してありますが、雨に濡れているとそこに至る前の第一歩で滑ります…。

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せっかくなので高畑山も踏んでおきます。分岐から10分程で山頂。
昔は展望台があったそうですが、草ぼうぼうで、小走りの私にはその面影は発見できず。

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一度杉林を経て、再び広葉樹の樹林帯にでます。
相変わらずの平坦なトラバース道に、早く標高を降りさせてくれ!とじれったい。
途中、宮ヶ瀬20分と看板。目指すバス停は宮ヶ瀬よりも手前なので、標識を信じれば間に合いそうですが、標高的に間に合う気がしません。
お茶も飲まず必死に進むとやっと下りに入ります。

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まだまだ下り足りない気がしますが、石の階段、そして何かの祠?
よく見ると、登山カードのポストと、ヤマビル避けの薬品でした。
もうゴールの手前ということでしょうか。

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そんなことを思った次の瞬間、いきなり舗装路に放り出されました。
まだまだ下らないといけないと思ってたので本気でびっくりした。
バス停の案内に従い、左に曲がると大通りにぶつかります。

そこからがどっちに行けばいいか分からず、右に曲がると反対方向のバス停でした。
道の向こう側にはバス停がない。なんで同じ名前のバス停なのに見える場所にないんだ!
とりあえず道を渡ってさっきの合流点まで戻ることに。すると、通りかかった地元の運転手さんが、車を運転しながら「山に登ってきたの?」と話しかけてきました。「三叉路のバス停はこの先であってますか?」と走りながら問いかけると「すぐそこだよ」。そのまま車と並行して走り、やっと本厚木行きのバス停を見付けました。時刻は14時49分。バス出発2分前とぎりぎりでした。

といわけで、帰りのバスは大通りに合流したら道を渡って左です。

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1時間に1本しかないので、雨の今日に限っては間に合うか間に合わないか死活問題でした。
1時間に1本って普段ならすごく恵まれてる方なんですけどね。
間に合って本当に良かった!

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丹沢三峰を歩いてみて、紅葉、新緑(シロヤシオ)のピーク時、快晴の天気で歩いたら木々が輝いて最高だろうなと思いました。
今回は1本前のバスに乗ろうと欲が出て、かなり時間を意識した山行になっちゃいましたが、登山を始めて3年目、歩ける距離も歩行ペースも少しは成長できたのかなと思いました。