南北30キロにわたる大火山群である八ヶ岳。
麓では苔の森が広がり、山頂は岩場が続くという、二度おいしい感じの山域です。

今回は赤岳鉱泉をベースにし、最高峰の赤岳(2899m)、横岳、硫黄岳を巡るコースを歩いてきました。

 <コースタイム>
〇一日目
05:07赤岳山荘=05:15美濃戸山荘=06:02堰堤広場=06:56赤岳鉱泉(テント設営)08:46=09:22行者小屋=09:41阿弥陀岳分岐=10:39文三郎尾根分岐=11:14赤岳=11:25赤岳頂上山荘11:57=12:22赤岳天望荘=12:28地蔵の頭=12:44二十三夜峰=13:23横岳(三叉峰)=13:30無名峰=13:39横岳(奥ノ院)=14:33硫黄岳山荘14:44=15:15硫黄岳=15:39赤岩の頭15:40=16:21赤岳鉱泉
〇二日目
赤岳鉱泉07:57=08:39行者小屋09:00=10:48赤岳山荘
海の日を含む三連休ですが、やっぱり山!
仲間のテントに入れてもらい居候テン泊をしてきました。仲間に感謝感謝…!

金曜日の深夜、車で赤岳山荘駐車場へ。早朝4時で満車手前でした。
満車になると山荘まであがってこられず、バス停から舗装路を一時間ほど歩くことになるので早めの到着がお勧めです。
赤岳山荘駐車場には水場、トイレがあるので車中泊も安心。

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朝5時、半分寝ぼけつつ出発します。美濃戸山荘にはスイカが浮かんでました。

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自分にとっては初めての八ヶ岳。先週の仙丈ヶ岳での約束通りやってこれました。

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行きは北沢コース。林道を歩いていくと涼しげな沢の流れ。

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堰堤広場を通過。

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八ヶ岳の川底は赤く染まっています。

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樹林帯を進んでいくと朝陽がさし込み木々が輝き始めました。


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急な登りも岩場もなく、あっという間に赤岳鉱泉に到着です。

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手拭いがかわいらしい受付。
さっそくテントを設営し、買ったばかりのマットでしばらく昼寝(朝寝?)

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水場の横では野菜が冷やされてて美味しそうでした。

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テントに荷物をデポしたらまずは行者小屋へ。小屋から小屋への横移動ですが地味に登り。
マンモスマークの付いたマムート階段を登っていきます。

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展望台との分岐点。ここまできたら下るだけ。

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樹林帯を抜けると行者小屋と阿弥陀岳が見えます。

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とても活気のある小屋で、登山客とテントでにぎわっていました。

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今回は文三郎尾根から登ってきます。岩がごろごろして登山らしくなってきた。

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しばらく進むと階段地獄が始まります。

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辛いところですが振り返るとこの光景!
力をもらいつつ一歩一歩上がっていきます。

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階段地獄を登り切ると、右手には中岳と阿弥陀岳がどっしりと構えていました。

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お次はガレ場。前日からの体調不良を引きずりバテバテです。

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中岳との分岐。八ヶ岳の稜線って美しいんだなと思わず見とれる。

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もう少しで山頂!かと思えば、そびえ立つ岩をぐるっと回り込むようでゴールが見えません…。

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辛い辛いとこぼしてたら励まされました。

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岩岩とした赤岳終盤戦の開幕。
鎖がありますが下りの補助用という感じでした。

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バテバテながら赤岳に登頂!

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狭い頂上には祠がありました。

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手前の小屋が行者小屋、奥が赤岳鉱泉。歩いたところが見渡せるっていいよね。

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頂上は狭いので、少し降りて赤岳頂上山荘前でごはんにしました。が、日が照りつけて暑いだけでなく、虫もかなりブンブンして落ち着けない休憩となりました…。

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ここからは大好き稜線歩き。

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下に見える赤岳展望荘まで一気に下ります。
急なザレ場になっており、高度感と滑りやすい足元にちょっとドキドキ。

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道の横にはお花畑。

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花畑から見下ろす行者小屋。青々とした山肌が美しい限りです。

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赤岳展望荘に到着。

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ここから拝む赤岳は渋かった。

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お地蔵さまが見守る地蔵尾根との分岐点を通過します。行者小屋に降りられる唯一のエスケープルートとなってますが、予定通り横岳・硫黄岳へ。

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はしご場がお出迎え。心をひきしめて出発です。

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足元にはキキョウが咲いてました。

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イワベンケイ。

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3000メートル近い山なのに、すぐ近くに市街地が見えるのが不思議だなぁと思いつつ歩いていきます。

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目指す横岳(奥の院)はまだまだ。細かいアップダウンを繰り返します。

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一枚岩を登り、

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ごろごろの岩を登り、

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巨大な岩の横をトラバースして…。

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岩の隙間にはハクサンイチゲ。

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リンドウ。

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ウルップソウ。

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ミヤマオダマキ。

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そんなこんなで待ち受ける次のピークです。
次も偽ピークだろうなぁ…。

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案の定でしたが、瓦礫の間に2株のコマクサが咲いており元気をもらいました。

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そして嬉しいことに、やっと本物のピーク、横岳(奥の院)が見えました。

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横岳に登頂です。

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本日最後の核心部である、細めのトラバース道と岩場を通過します。

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道の雰囲気が変わり、火山っぽい赤系の瓦礫場になると、ここから先はコマクサの群生地。

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暫く歩くと視線の先に硫黄岳山荘が見えました。

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が、歩くとなかなか着きません。ガレ場が延々と続きます。

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コマクサが無かったらさぞ辛かっただろう…

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やっと到着した硫黄岳山荘はお洒落な感じでした。トイレがものすごくきれいで、なんとシャワーもあるらしい。
外ではのんびり読書してる方がいて、正直私も今日は終わりにしてここで泊まりたいなと強く思いました。でもテントが赤岳鉱泉にあるんだなぁ。 

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わがままも言ってられないので駒草神社にお参りして先に進みます。

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まだまだ群生しているコマクサたち。

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ここからは最後の登り返しです。
もうバテバテでケルンごと(だいたい100歩)に休憩する始末。

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なんとか硫黄岳に登頂しました。これで本日の目標「三山を回る」を達成ですが、今までの山行のなかでも酷いバテ具合でホントに辛かった…!

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硫黄岳名物の爆裂火口も見事にガスの中だったのでリベンジ決定です。

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だけど、稜線のこちら側の視界は良好。今まで歩いてきた稜線を所を一望できます。

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後は本当に降りるだけ。下山開始です。

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樹林帯に入る前の最後の分岐点、赤岩の頭より。
今日歩いたところがすべて見えて、達成感がはんぱない。

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ここからは家族連れにも安心と言われるだけあって、樹林帯の中を緩やかな下りが続きます。

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だらだら下りの樹林帯を抜け、テン場まで戻ってきました。
赤岳鉱泉はテント泊でも、お金を払えば、朝飯、夕飯、温泉が利用できます。

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というわけで、今夜は赤岳鉱泉で晩御飯。食事はポトフと…

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ビーフシチューでした。有名なステーキではなかったですが肉がほろほろで美味しかったです。
ポトフとご飯はおかわり自由でセルフサービス。
特にポトフは、鍋の底の方に鶏肉やじゃがいもがこれでもかと沈んでて主菜レベルでした。

苦しいぐらいに夕飯を食べ、テントで就寝。
よほど疲れたのか、初テントなのに6時から12時間安眠しました。
気にしていた寒さは、イスカのエア280使用でTシャツだけでも十分な程度。

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翌朝、再度赤岳鉱泉で朝食です。

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食事は5時半から。
6時くらいに行ったら、食べ終わるころには人が少なくなっていました。

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赤岳鉱泉さん、お世話になりました!

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ピストンはしたくないということで帰りは行者小屋に行き南沢コースを使います。
北沢ピストンを避けるために、2日連続で同じ道を同じ方向に歩いているのは気にしない。

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せっかくなので昨日はパスした中山尾根展望台へ。分岐より5分以内です。

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赤岳や阿弥陀岳を眺めることができます。

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2度目の行者小屋。小屋番のカモシーに挨拶して後にします。

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ここからは南沢ルートへ。

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樹林帯にはいると、苔とクローバーのコラボ。

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苔むす岩たち。

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南沢は北沢と違い、岩場あり、急な箇所ありと変化がある道のりでした。

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橋の手前が水没してる。

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しばらく沢沿いを歩くと、やっと登山口まで戻ってきました。

初めての八ヶ岳は人気なのも納得。
深い緑と火山由来の粗々しさがマッチした素晴らしい山域でした!