樹林帯が続き、展望に恵まれないと言われますが、裏を返せば新緑の時期には十二分に楽しめるということ。
そんな天城山に6月の頭、天城高原ゴルフ場から周回コースで登ってきました。標高差は350mです。
新緑、花、苔と、春の魅力が詰まった山でした。
<コースタイム>
8:37天城高原ハイカー専用駐車場=08:53四辻=09:38万二郎岳=10:15馬の背=11:04万三郎岳=11:41万三郎岳下分岐=12:17涸沢分岐点=13:14四辻13:33=13:40天城高原ハイカー専用駐車場
土曜日早朝。都内にてピックアップしてもらい、車で天城高原ゴルフ場へ。
天城高原ゴルフ場にはハイカー専用駐車場があり、水洗トイレ、靴洗い場がありました。
ゴルフ場方面に向かって歩くと右側に登山口があります。
天城縦走路入り口…。いつか天城越えをしたいところです。
歩いて15分程で、周回コースの分岐、四辻に到着。
ボッカの看板がありますが、今はやっていないのか石はありませんでした。
最初のピーク、万次郎岳に向けて出発。木々や植物が生い茂り、爽やかな登山道です。
葉の色は深みが増してきたように思います。そろそろ初夏ですね。
途中、開けた場所がありました。
緑にツツジのピンク色がよく映えます。
時々混じるツツジに癒されつつ、引き続き、整備された樹林帯を登っていきます。
1時間ほどで、万次郎岳に到着。
ここの山頂には、今回の山行では数少ない展望スポットがあります。
木々の間からのぞいてみると、海と風力発電の風車が見えました。
次郎岳からは一度下り、その後はゆるやかな歩きになります。
トウゴクミツバツツジは終わってしまいましたが、ヤマツツジがいい感じに咲いていました。
つぼみも少し残っていますがほぼ満開です。
途中、なかなか趣のあるはしご場。
万次郎と万三郎の間の小ピーク、馬の背という場所からはゴルフ場が一望できました。
ゴルフ場を見下ろすこともあまりないので、これはこれでいいかもしれません。
土、階段、根、岩と、足元にも変化があって飽きない道です。
馬酔木のトンネルの辺りまでくると登山道が苔むしていました。
まるでトトロの世界のようなトンネルに気分が高まります。
広く平坦な道が続き、走りたくなるような気持のよい道だったので実際に走ってきましたw
トンネルを抜けると、再び樹林帯。
有名なシャクナゲは、ほとんどの株が枯れ掛けていましたが、かろうじて咲いている株も。
シャクナゲコースというだけあって、ピーク時はさぞ美しいことでしょう。
万三郎岳直前はちょっとした登り。ふと顔をあげると、きれいな蝶が飛んでいました。
登山開始2時間半程で天城山(万三郎岳)に登頂!日本百名山17座目です。
地味と噂の頂上は、木々に囲まれ展望がなく、噂通り地味でした。
山頂付近ではサラサドウダンが見頃。風鈴のように可愛らしい花です。
頂上から少し下りると、木の合間から富士山が見えました。
見る方角が違うのか雪の量が違うのか、いつもの富士山と違う気がする。
行動食を摂って下山開始です。万三郎岳からの下りは長い階段が続きます。
下りきると林道のような平坦な道に出ます。
だらだら下る林道に飽きるなぁと思った頃、岩が増え始め、景色が変わりました。
短時間で趣きが変わっていくのは天城山の魅力だと思います。
巨大な岩の上に張り付くように立つ樹木。
進むにつれ岩が苔むしてきました。まるでロックガーデン!
苔も新緑なのか、生き生きしていて良い色でした。
どこもかしこも緑色でとにかく気持ちがいい!
アスレチックのようなはしごが出てくると岩ゾーンも終わり。
再び林道のような道が続きますが、一か所だけ開けた場所に出ます。
木が倒れて根っこが3メートル程の壁になっていました。
疲れもなく、気持ちよく元の場所に戻ってきました。おつかれさまです!
登山バッチは、高級車が並ぶゴルフ場で2種類扱っています。
下山後は風呂と海鮮丼のため伊東マリンパークへ。
目の前に広がる海と、THE観光地な雰囲気に旅行に来た気分になります。
お楽しみの伊豆の海鮮丼を頂きました。魚がほろほろでおいしかったです。
仲間に誘われ軽い気持ちで行った天城山でしたが、短時間の中に樹林帯の魅力がつまった充実の山でした。
展望がなくても楽しめる山がある、と改めて感じました。
展望は あまり 見られないですが
綺麗な 樹林帯の中を歩けて
涼しく 歩けて 良いですね~
ゴルフ場の グリーンも綺麗に見えますね~
最後の締の 海鮮丼
おいそうですね(^^♪