ほぼ丹沢主脈縦走二日目です。
一日目はこちら
PC290492
朝5時半過ぎ。小屋番さんの鳴らす呼び鈴が朝を告げます。
朝食は炊き込みご飯。丹沢最高峰・蛭ヶ岳に挑むべく気合を入れます。

PC290493
もうすぐ夜明け。まだ市街地はキラキラと輝いており、夜景と朝焼けが同時に見られます。
戸外は相変わらずマイナスで、下駄箱に置いておいたゲイターが凍ってました。
布が凍ることって本当にあるんですね。

PC290494
のんびり支度して7時。ガスが出てきて、空はほんのり桃色に染まっています。
昨日話した単独登山者の方2名と自己紹介してパーティ結成!

PC290495
丹沢山からはいきなり100mちょっと下ります。
雪は足を置くとキュっとなるような感じで、アイゼンは必要なしでした。

ガスと強風で、見た目的にも体感的にも寒い稜線歩き。
冬山に来たはずが雪山に来てしまったようだと改めて感じます。

PC290496
不動の峰まで150mほど登り返しが待ってるんだよなぁと、下れば下るほど憂鬱。
風が吹き荒れて体がふらつくので、下りと痩せ尾根は緊張し、稜線歩きを楽しむ余裕がない。

PC290497
広いなだらかなところに出ると少し安心します。
晴れて、もう少し緑と白のコントラストができたら羊さんになりそう。

PC290500
木々があるところは風が凌げるので体力回復ゾーン。

PC290502
ヤマレコでよく見るねじねじ君。霜を纏って寒そうです。
前ばかり見てたので、教えてもらわなければ見落とすところでした。

PC290504
朝は時々晴れ間も見えましたが、どんどん白くなっていきます。
風で飛ばされた霧氷が顔に当たって痛い。もはや修行山行。

PC290505
本日の難関、鬼ヶ岩ノ頭。
すでに、雪と風に気力を奪われ、滑落の単語が頭から離れないので、高度感に引けた腰が戻りません。
声を掛けられつつ必死に降ります。一人だったら諦めてたかもしれない。

PC290506
振り替えって見上げる。生きててよかったー!

蛭ヶ岳まではもう一ヶ所鎖場があります。
鬼ヶ岩程じゃないけど、一部岩が凍結しててもう帰りたくなりました。
励まされつつ、なんとか降りたら後は登るだけ。写真も取らずがむしゃらに登りました。

PC290507
出発からおよそ2時間。蛭ヶ岳山荘に到着。軒のてるてる坊主さん、風で踊ってます。
小屋の親父さんにルートの相談をすると、蛭の下りは慣れてない人にはおすすめしないということと、東野のいやしの湯に降りればバスがあるんじゃない?とのことでした。それだ!とルートが確定しました。

PC290508
念願の丹沢最高峰蛭ヶ岳。展望は次回に期待です。
丹沢で登山にはまったから、2016年最後に丹沢に来れてよかった。

PC290509
頂上の木にはりっぱな霧氷。

PC290512
左にいつか挑戦しようと胸に秘めつつ、今は右に進みます。

PC290513
長い長い階段も、雪の時は安心して下れるのでありがたい。

PC290517
しばらく下りが続きます。

PC290518
樹林帯に入ると緩やかに。

PC290521
人が少なそうなルートですが、トレースはしっかり残っていました。

PC290522
道の脇には大好き霜柱。密集しすぎてちょっと気持ち悪い。

PC290526
木々が多く、開けたところが多いのでトレースが無かったら迷いそうです。

PC290527
少しずつ晴れてきて山並みが見えるようになりました。
ガスさえなければ、空気は澄んでいるみたいで、遠くまでよく見えます。

姫次直前は最後の登り返し。
おじさまが「姫様、じぃやは疲れました」とか言ってて笑ってしまう。

PC290530
苦しい登りを終えると、開けた場所にでます。日も当たって温かい。
姫次からは、富士山が大きく見えるそうですが、今日は雲で見えず。

PC290532
蛭ヶ岳山荘はばっちり、目視できました。結構歩いたなぁ。

PC290531
雪には動物の足跡が。辿っていくのも面白そうです。

PC290533
姫次から下るだけです。道の脇にはモノレールのレールが続いていました。

PC290534
姫次から30分程で黍殻山避難小屋。グランドが如く、大きく開けています。

PC290536
避難小屋は新築の香りがしました。
内部は8度。風も凌げて温かくて、のんびりお昼休憩。

PC290537
避難小屋から少し戻り、分岐を青根方面へ。
今までの緩やな下りから一変。細かいつづら折りで尾根道をほぼ真っ直ぐ降りていきます。
なかなかえぐい下りが長く続き、雪と落ち葉で滑りやすいこともあって気が休まりません。

PC290541
やっとのことで林道に出ました。モノレール小屋があります。
ここを横断する形で再び登山道に出ます。

PC290545
非常に緩やかな登山道です。これなら林道歩きより楽だし楽しい。

PC290543
立派なミニ鉄橋も。昔は木の橋だったようで残骸が転がっていました。

PC290546
再び舗装路に出て、ここからは杉の林道歩きです。その後、青根の集落の中を歩きます。
合わせて1時間。登山道の1時間はあっという間でも舗装路の1時間は辛い。

14時40分、東野バス停に到着。
向かいにホテルがあって日帰り入浴出来そうなのですが今日は人がおらず。
というか蛭のおやじさん!結局焼山と同じ16時代のバスしかないじゃん!(笑)

バスが16時20分なので、20分ほど歩いていやしの湯へ向かいます。
これまた山の窪みにあるので舗装路をひたすら下ります。
温泉に行くのに標高差100mって罰ゲームでしょうか。
舗装路を馬鹿正直に歩くと、ぐるっと大きく周回しながら下ることになるので、道の脇にある近道の利用を推奨します。

いやしの湯は広くてきれいな温泉でした。複合施設になっており、休憩場所、食事処もあります。
東野に戻る予定でしたが、受付の方から平丸バス停の方が近いと聞き、平丸に向かうことに。
帰りはもちろん登り返し。どこかに近道が合ったみたいですが、気付かずに2km強歩いてきました。
受付のお姉さんから30分ぐらいで行けると言われましたが、登山者がそこそこのペースで歩いて25分掛かった…。

PC290553
ともかく、無事に平丸に到着です。東野を20分に出たバスが26分にやって来ます。

結局同じバスかい!って感じですが、何もないところで2時間待つのは相当辛い。歩かされたけど温泉に入ってさっぱりできたので、まぁ結果オーライと言うことで。
三ヶ木で橋本行きのバスに乗り換えて無事に帰宅しました。


2016年最後の山旅は、雪に予定が狂い、行き当たりばったりの旅になりましたが、それもまたいい思い出です。何より山小屋で知り合ってパーティ結成と、一期一会が楽しい旅でした。