2016年の登り納めに、一泊して丹沢の山々を縦走してきました。
諸々の事情により、当初の計画からずれにずれ、蓑毛~ヤビツ峠~表尾根~丹沢山(泊)~蛭ヶ岳~姫次~黍殻山避難小屋分岐~東野~平丸と、2座足りない、ほぼ丹沢主脈縦走の記録です。

初めての表尾根の記録はこちら
その他、★蛭ヶ岳を通る記録一覧
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<コースタイム>
【1日目】
8:54=蓑毛=9:54ヤビツ峠=11:09二ノ塔=11:23三ノ塔=12:12烏尾山=12:29行者ヶ岳=13:11新大日茶屋=13:23木ノ又小屋=13:51塔ノ岳=14:49丹沢山
【2日目】
7:05丹沢山=7:47不動ノ峰=7:59棚沢ノ頭=8:47蛭ヶ岳9:32=蛭ヶ岳09:43=10:56姫次=11:38黍殻避難小屋12:47=14:39東野=15:02いやしの湯15:49=16:15平丸バス停

2016年登り納め登山。
この記念すべき山旅に、有休をとって憧れのみやま山荘に泊まることにしました。
25日時点では、日帰りで行けないルートをということで、表尾根で丹沢山に向かい丹沢主稜に抜ける、稜線を堪能する旅を計画していました。

28日朝。前日の雨が嘘のように快晴。平日ということでヤビツ峠行きのバスは8時代に1本。
油断してギリギリになり、急いで電車に乗り込むと『町田で線路に転落した方を救助しています』
……はぁぁ……

しかたがないので、ヤビツの手前、蓑毛行きのバスに乗り、蓑毛~ヤビツ峠は歩くことにしました。

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9時頃、蓑毛に到着。綺麗な水洗トイレの前ではにゃんこがお出迎えです。
幸せそうな顔してる。

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ヤビツ峠への入り口は道を渡った向かい側。どうやらバスとは違う道を行くようです。
沢の右側に沿って歩いていく感じです。

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しばらくは舗装路が続きます。地味に傾斜がキツい。いい準備運動です。

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ところどころに手作り感溢れる看板が建っています。
「てくてくウォーク」と書いてあるので道が合っているのか不安になりますが合ってます。

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沢を渡ると登山道になります。やっぱり舗装路より登山道が好き。
つづら折りで少しずつ高度を稼ぎます。

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ぐいぐい登ると緑の木々の中に真っ白な木が混じる様に。

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お日様が当たり、融けかけた雪がキラキラ輝いてました。

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高度が上がるにつれ、雪化粧した木々が目立つようになります。
まさかの雪景色に、蓑毛から歩いてよかったかもしれないと思う。
1時間余分に歩くことになったことなんて気にしません。
450m余分に標高を稼ぐことになったことも気にしませんとも。

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舗装路に出ると所々凍結してツルツルしていました。流石凍結で有名なヤビツ峠。

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いよいよ表尾根。初っぱなの登りがキツイところ。
しかし、1時間歩いたから体の準備はばっちり。人がいない登山道をどんどん進みます。
ただでさえ1時間遅れで、コースタイムより遅れるわけにはいけませんしね。

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雪が増えてきました。
ヤビツ峠だけのことかと思ってましたが、昨日の雨がもしかしたら雪だったのかと今更気付く。

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稜線に出るまでは登りが続きますが、振り返ると素晴らしい景色!
空気も澄んでいて遠くまで見渡せます。すがすがしい冬晴れ!

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二ノ塔に着くと、いきなり飛び込んでくる富士山に思わず声が出ました。

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ここから楽しい楽しい稜線歩き。まずは三ノ塔までの道を一望。

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ずーっと富士山に見守られながらの稜線歩きです。贅沢すぎる。

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海も輝いていて本当にすばらしい。

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あっという間に三の塔。自分の他にも登山客がいてホッとします。

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三ノ塔からは、塔ノ岳まで稜線が一望できます。※クリックで拡大
稜線を手前から奥に辿った先(写真上部中央)に小さく建物が写っていますが、そこが塔ノ岳。
あそこまで歩くと思うとわくわくします。

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お地蔵様、お久しぶりです。クリスマスカラーですね。

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三の塔からの下りはなかなか急。高度感があります。
雪がない時も気を使いましたが、なんたって今日は雪。
ここだけはコースタイムとか考えてる場合じゃないと、慎重に降りました。

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振り返るとよく下りてきたなぁとしみじみ。

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三角の小屋が特徴的な烏尾山に到着。風もなく日差しが温かいので急いで昼飯休憩。

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塔ノ岳(写真中央)も少し近づいてきたでしょうか?
馬酔木の緑と雪がいい感じです。

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お昼も過ぎ、お日様が当たるところは雪が溶けきってドロドロ。
雪があるところも岩が多いので結局アイゼンは使わず。

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渋滞が起きるという鎖場も今日はガラガラでした。

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降りて振り返る。
ロープが凍って棒になってましたが、ゆっくり降りれば問題ありません。

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日が当たり、雪がキラキラ輝いています。時間があれば寝転がりたかった。

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前回休憩した新大日。ここは営業していることがあるのだろうか。

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木ノ又小屋付近は、前回やたら雪が残ってた気がしますが、他のところと特に変わらず。

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塔ノ岳の尊仏山荘がはっきりと見えてきました。あともう少し。
ここを登っても今日はゴールじゃないんだよなとか考えてはいけない。

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最後の登りを耐えたら山頂に到着。無事コースタイムよりまき気味!

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念願の塔ノ岳からの富士山!
1年前、ヤマレコで富士山と標識のツーショット写真を見て塔ノ岳に憧れました。
憧れの光景に思わず言葉を失って見惚れる。6回目の正直です。

平日だからか、冬の2時だからか、いつも大混雑の山頂も人が少ない。
餌がないからか、ねこの塔くんにも会えず。
やたら存在感を放つPコートのにーちゃんを二度見しつつ、丹沢山へ向かいます。

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丹沢山への道も雪道ですが、隈笹の上の雪はほとんど融けたよう。
緑の山に白い道が走っています。

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木道もばっちり見えているので安心です。

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もう3時も近いというのに、しっかりと見える富士山。
ここまでの快晴はそうそうないんじゃないだろうか。

心は弾みますが、体はそろそろ疲労がたまってきたもよう。
最後の登りは辛いというより、足が棒になったかのように感覚が鈍った感じでした。

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3時。丹沢山に到着。せっかくなのでこっちでも標識と富士山ツーショット。
さすがにこの時間。山頂には誰もいません。
受付に行くと「とりあえず荷物おいてからでいいよ」と優しい小屋番さん。
3時から4時にかけパラパラと人が来て、15人には満たないぐらいの客入りでした。

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2階は寝る場所になっています。毛布と綿布団が一枚ずつ。
布団と別に荷物置き場があるのが本当にありがたい。

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トイレは水洗ではありませんが清潔です。そしてまさかのあったかい便座。

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談話室。とてもコンパクトな山小屋で、ここと土間がくつろぐスペースです。

その他、食堂は談話室奥にあり、食事の時間だけ解放されます。
更衣室は倉庫みたいなところを使わせてもらえるみたい。
水道は戸外にありますが冬眠中。というわけでありません。(これが意外に不便)
水場もないので、水やお湯は購入することになります。

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お昼寝して16時半すぎ。富士山にお日様が沈んでゆきました。

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18時に夕食。みやま山荘名物の焼き肉でした。素晴らしい夕食に思わずにっこり。
他の登山客さんにソーセージも頂き、おなかいっぱいです。

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展望には恵まれないといわれるみやま山荘ですが、木々の間から市街地を見下ろせます。
山頂から見下ろす市街地はとにかくキラキラしていて、光の海のようです。

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気温はマイナス10度くらい。雪があるので、ぼんやり明るい。

消灯まではやることもないので談話室でのんびり。
まさかの雪にルートを悩むのは自分だけではないようでした。
主稜は蛭ヶ岳からの下りが雪だと危ないかもしれないとのこと。
主脈は29日から休日ダイヤのため、焼山登山口のバスが16時すぎまでない。
蛭ヶ岳から右(主脈)に行くか左(主稜)に行くか明日決めようということになりました。

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消灯時間をすぎるとランプに火が灯されます。

2日目に続く。