公共交通機関で行ける、一度は訪れたい絶景スポットこと、西沢渓谷に行ってきました。
標高差300m弱、登山というよりはハイキングの記録です。

<コースタイム>
9:33西沢渓谷駐車場=10:29=二俣吊橋=11:51七つ釜五段の滝=12:31西沢渓谷終点=13:08大展望台=14:12西沢渓谷駐車場

地方から母が遊びに来るということで、一緒に西沢渓谷に行くことにしました。
始発の電車に乗り込み、約3時間かけて塩山駅へ。
南口の1番バス停より、8時30発の西沢渓谷行きのバスに乗り込みます。
先週は駅の階段まで続く大行列だったらしいですが、本日は30人に満たないぐらいの人数でした。

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約1時間かけて西沢渓谷駐車場入り口に到着。
この辺りはまだ紅葉が残っていました。
バス停横の売店で、美味しいと噂のよもぎ餅を購入し出発です。

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キツネの親子が見送ってくれます。しばらく舗装路を歩いてきいます。

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トイレに到着。改修工事中ですが問題なく使えます。
少しに臭いますが水洗できれいなトイレでした。

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落葉も目立ち、いよいよ冬が近づいてきていますね。

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休業中の西沢山荘に到着。

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キツネさんより、「痛みも怪我も自己責任」
重い言葉です。気を付けていってきます。

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二俣吊り橋。吊り橋ってだけでなんとなくテンションがあがる。

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橋からは鶏冠山(真ん中の山)が見えます。独特でかっこいい。
ぜひ酉年に登りたいところですが、いかんせん険しそうなので実現はいつになることやら。

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快晴なので河原には影が映っています。なんだかほのぼの。

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つり橋を渡るといよいよハイキングらしくなってきます。
しばらくは光が射しこむ樹林帯を歩きますが、沢にぶつかると、辺りは薄暗く、神秘的な雰囲気に。

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水の透明感、蒼さ、そして意外に力強い水の流れにいきなり非現実的な世界へ。

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とにかく水の流れが美しいです。
岩の上を流れるガラス細工のような滑らかな姿から荒々しい滝への変化といったら!

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沢を眺めながらのんびりヨモギ餅休憩。

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渓谷沿いに歩くため、道ややが細い箇所もあるのですが、これでもかと鎖が設置されており、
怪我をさせないという管理局の意思を感じます。
過剰すぎる気もしますが、一般向けの観光地なのを考えるとしょうがないのでしょう。
ただ、岩がゴツゴツしている箇所もあるのでヒールやサンダルは危険。

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大きな岩の上を流れる水。
水の力で、岩がなめらかに削られているのがまた不思議な感じ。

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母胎渕。何があってこんなに丸く抉れたのか…。

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落ち葉との組み合わせも晩秋の感じがしていいもんです。

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前々日に雨が降ったせいか、一部、登山道に水が流れこんでいました。
一瞬普通の道に見えますが水に落ち葉が浮いています。

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カエル岩。近づくとカエルに見えなくなるので見えた時がシャッターチャンス。

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方杖橋より。奥にバケツをひっくり返したような激しい滝が見えます。
ここから、滝の上まであがるので急登となります。

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登り切ると眼下に広がる七ツ釜五段の滝。本日の一番の見どころです。

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こんな風に釜状の箇所が連続しています。
写真では伝えきれないこのすばらしさ。
一度は訪れたい絶景という紹介に全力で同意します。

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上からのぞいたところ。釜の中は深い蒼色。どれだけ深いのでしょう…。

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沢にお別れをし、連続する階段を登ると、渓谷終点。休憩所にはトイレがあります。
ただ、長蛇の列となっていたのであまり当てにしない方がよさそうです。
帰りは旧森林軌道をたどります。

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先ほどの五段の滝が見下ろせるスポット。
先ほどの感動に比べるとおまけ的な感じですが見えるとうれしいね。

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彦一郎さんが馬と落ちたというひこいっちゃんころばし。
嬉しくない名前の残り方。

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こちらは、いこりころばし。コピペかと思ったら一緒に落ちたのがトロッコでした。

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そう、今更ですが、この道は元トロッコ道。所々にレールが残っています。

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林道歩きが続きますが、途中に大展望台があります。
紅葉した山並みと鶏冠山。

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西沢渓谷楽しいな。猫がシュール。

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最後の方になり、当時のトロッコが再現されていました。
帰りはひたすらなだらかな林道歩きなので体力に自信がなくても安心です。


都心から片道4時間強、往復5000円越えと、ハイキングにしては時間もお金も掛かるなぁと思ってましたが、目の前に広がる絶景は予想以上でした。気分転換におすすめです。