大月駅から歩いて約15分。
駅近で圧倒的な存在感を放つ、鎖場あり、絶壁ありの岩殿山に登ってきました。
標高はスカイツリーと同じ634m。
標高差は300mにも満たない低山ですがこの山を語るときに標高差は関係ないのです。
<コースタイム>
07:52大月駅=08:03岩殿山登山口=08:08丸山=08:32岩殿山=09:22天神山=09:40稚児落し=10:47大月駅
駅近で圧倒的な存在感を放つ、鎖場あり、絶壁ありの岩殿山に登ってきました。
標高はスカイツリーと同じ634m。
標高差は300mにも満たない低山ですがこの山を語るときに標高差は関係ないのです。
<コースタイム>
07:52大月駅=08:03岩殿山登山口=08:08丸山=08:32岩殿山=09:22天神山=09:40稚児落し=10:47大月駅
今週は素晴らしい秋晴れ続き。
こんな日を逃すのももったいないと今日も今日とて登山に出掛けます。
しかし、木曜日、土曜日の登山で疲れはたまっているはず。
そこで、行きたい山リストからコースタイムが短い岩殿山を引っ張り出してきました。
すっきり起きた朝4時。始発で大月に向かいます。
しかし、うっかり寝過ごし気付くと高尾山口。登山の電車で寝過ごしたのは初めて。
「よーし高尾山に登るぞー!」と元気な小学生の声で起きて凹みました。
そんなわけで始発より30分近く遅れて大月に到着です。
駅を出て左の道を歩いていきます。早朝とあって人通りは少ない。
商店街を抜けるともうそこに岩殿山が堂々とそびえています。
岩山って感じで凛々しい。
15分もかからず登山道入り口に到着。
岩殿山城跡地は観光地になっているため、道が観光客向けに整備されています。
少し上がるとさっそく富士山が見える。富士山が近い。大きい。
登山に来たとは思えないぐらいきれいに整備されています。
丸山公園につきました。
モミジが朝日に照らされてきれいです。
頂上を目指して上がります。まさかと思ったけど岩殿山までほぼすべて階段。
急な斜面をつづら折りでぐいぐい高度を上げていきます。
日当たり良好でとにかく暑い。
ずっと南側をあがるので、富士山が常に見守ってくれています。
こんな風に解説がところどころにあります。たしかに巨大な岩。
30分で岩殿山登頂。
あっけないですが、今日の目的はピークハントだけではない。
さっさと分岐点まで引き返そうとすると、看板に「この先↗」との表示。
本当のピークは上なのかと半信半疑で奥に進みます。
烽火台634m。さっきの場所より高い気がするけど、どっちがピークかよく分からず。
写真のとおり、木々に囲まれたところに電波中継局があるだけ。
分岐まで折り返し、兜岩の方へ。いきなり登山道らしくなります。
160m程下ります。樹林帯に入ると涼しい。
鉄塔の下をくぐると写真を撮りたくなりますよね。
柿が実っていました。秋だー!
下った分、登り返していきます。低山の割にアップダウンが大きい。
いよいよ本日のメイン、鎖場。もちろん捲かずに進みます。
大きな岩を登ります。
上から見下ろしたところ。
足を置けるようなくぼみができているので、意外に安定して登れます。
二つ目の鎖場はほぼ垂直。
足場の確保をしっかりしつつ登ります。
手すりみたいな物がついてますが細さにどこまで信じていいのか悩みどころ。
登り切るとなかなかの充実感です。岩殿山って楽しい!!
お次はトラバース。細い道をつたっていきます。
細いところでも靴幅1足分はあるのですが、完全に切れ落ちている分高度感がすごい。
鎖の手すりを両手でもってゆっくり進みます。この辺まではスリルが楽しかった。
トラバースが終わり一息つく間もなく、写真中央、垂直に岩肌を登ります。
難易度的にはきっと、さっきと変わらないのでしょうが、後ろは絶壁。
もし手が滑ったら、踏み外したら、と思うと体がこわばります。
やっとの思いで垂直に登っても鎖場は続きます。さすがに写真をとる余裕はなく。
鎖は信じず補助的に使うものだと教わっていたのですが、足の置き場がつかめず、1回だけ鎖に頼って体を持ち上げました。鎖に頼った瞬間は本当に恐怖でした。
登り切った瞬間、脈拍があがって息が乱れているのを自覚。
登ってきたところを回りこんでのぞき込んでみると、高度感に改めてくらくらしました。
おおげさかもしれませんが、今まで高度感をここまで感じたことがなかった私。
もともとスカイツリーの展望台でも観覧車でも足がすくむぐらいの高所恐怖症なので、「今までの鎖場は鎖場じゃなかった」「楽しいじゃなくて怖かった」、と次々頭に浮かび、ぐるぐるします。
アップダウンを繰り返し、やっと落ち着いたころ、天神山に到着。
富士山見ると安心する。
そしていよいよ姿を現す一枚岩の絶壁、稚児おとし。まさしく圧倒されます。
稚児落としの上に立つ登山客さん。
大きさの比較から、いかに巨大な岩か推測してください。
わくわくしながら稚児落としの上部を目指します。
怖そうに見えますが、稚児落としの上部はしっかりとした幅があり、安心して歩けます。
座って前の方に行ってみる。高度感がなかなかすごいので私にはこれ以上は進めません。
屋久島の太鼓岩を思い出します。
素晴らしい展望です。山梨って素晴らしいね。
今まで歩いてきたところも一望できます。
写真中央が稚児落としの写真を撮った場所。ぐるりと歩いてきました。
駅近とは思えない光景を眺めつつおやつタイム。
後はひたすら下ります。同じように切れ落ちた場所。こちらはのぞき込めるのになぁ。
高度感って思ったよりやっかいなものなのかもしれません。
無事下山。素敵な雰囲気の作業小屋?がありました。
大月駅まで40分程、車道歩きです。
ショートカットになるであろう橋は通行止めでした。
道が山にすいこまれていっているよう。
市街地だというのにきれいな川でした。
11時前。大月駅に戻ってきました。
約3時間の山旅でしたが、ずいぶん充実した旅でした。
駅前の月カフェで月カツ。生ハムとチーズが入っており、とてもおいしかったです。
岩殿山は展望、鎖場、稚児落としと、短いながら魅力いっぱいの山でした。
鎖場で怖いと感じれたのも、自分の力を振り返るいい経験だったと思います。
もし無理だと思ったら捲き道があるのもいいところ。
稚児落としは一度は見ておきたいスポットだと思います。
こんな日を逃すのももったいないと今日も今日とて登山に出掛けます。
しかし、木曜日、土曜日の登山で疲れはたまっているはず。
そこで、行きたい山リストからコースタイムが短い岩殿山を引っ張り出してきました。
すっきり起きた朝4時。始発で大月に向かいます。
しかし、うっかり寝過ごし気付くと高尾山口。登山の電車で寝過ごしたのは初めて。
「よーし高尾山に登るぞー!」と元気な小学生の声で起きて凹みました。
そんなわけで始発より30分近く遅れて大月に到着です。
駅を出て左の道を歩いていきます。早朝とあって人通りは少ない。
商店街を抜けるともうそこに岩殿山が堂々とそびえています。
岩山って感じで凛々しい。
15分もかからず登山道入り口に到着。
岩殿山城跡地は観光地になっているため、道が観光客向けに整備されています。
少し上がるとさっそく富士山が見える。富士山が近い。大きい。
登山に来たとは思えないぐらいきれいに整備されています。
丸山公園につきました。
モミジが朝日に照らされてきれいです。
頂上を目指して上がります。まさかと思ったけど岩殿山までほぼすべて階段。
急な斜面をつづら折りでぐいぐい高度を上げていきます。
日当たり良好でとにかく暑い。
ずっと南側をあがるので、富士山が常に見守ってくれています。
こんな風に解説がところどころにあります。たしかに巨大な岩。
30分で岩殿山登頂。
あっけないですが、今日の目的はピークハントだけではない。
さっさと分岐点まで引き返そうとすると、看板に「この先↗」との表示。
本当のピークは上なのかと半信半疑で奥に進みます。
烽火台634m。さっきの場所より高い気がするけど、どっちがピークかよく分からず。
写真のとおり、木々に囲まれたところに電波中継局があるだけ。
分岐まで折り返し、兜岩の方へ。いきなり登山道らしくなります。
160m程下ります。樹林帯に入ると涼しい。
鉄塔の下をくぐると写真を撮りたくなりますよね。
柿が実っていました。秋だー!
下った分、登り返していきます。低山の割にアップダウンが大きい。
いよいよ本日のメイン、鎖場。もちろん捲かずに進みます。
大きな岩を登ります。
上から見下ろしたところ。
足を置けるようなくぼみができているので、意外に安定して登れます。
二つ目の鎖場はほぼ垂直。
足場の確保をしっかりしつつ登ります。
手すりみたいな物がついてますが細さにどこまで信じていいのか悩みどころ。
登り切るとなかなかの充実感です。岩殿山って楽しい!!
お次はトラバース。細い道をつたっていきます。
細いところでも靴幅1足分はあるのですが、完全に切れ落ちている分高度感がすごい。
鎖の手すりを両手でもってゆっくり進みます。この辺まではスリルが楽しかった。
トラバースが終わり一息つく間もなく、写真中央、垂直に岩肌を登ります。
難易度的にはきっと、さっきと変わらないのでしょうが、後ろは絶壁。
もし手が滑ったら、踏み外したら、と思うと体がこわばります。
やっとの思いで垂直に登っても鎖場は続きます。さすがに写真をとる余裕はなく。
鎖は信じず補助的に使うものだと教わっていたのですが、足の置き場がつかめず、1回だけ鎖に頼って体を持ち上げました。鎖に頼った瞬間は本当に恐怖でした。
登り切った瞬間、脈拍があがって息が乱れているのを自覚。
登ってきたところを回りこんでのぞき込んでみると、高度感に改めてくらくらしました。
おおげさかもしれませんが、今まで高度感をここまで感じたことがなかった私。
もともとスカイツリーの展望台でも観覧車でも足がすくむぐらいの高所恐怖症なので、「今までの鎖場は鎖場じゃなかった」「楽しいじゃなくて怖かった」、と次々頭に浮かび、ぐるぐるします。
アップダウンを繰り返し、やっと落ち着いたころ、天神山に到着。
富士山見ると安心する。
そしていよいよ姿を現す一枚岩の絶壁、稚児おとし。まさしく圧倒されます。
稚児落としの上に立つ登山客さん。
大きさの比較から、いかに巨大な岩か推測してください。
わくわくしながら稚児落としの上部を目指します。
怖そうに見えますが、稚児落としの上部はしっかりとした幅があり、安心して歩けます。
座って前の方に行ってみる。高度感がなかなかすごいので私にはこれ以上は進めません。
屋久島の太鼓岩を思い出します。
素晴らしい展望です。山梨って素晴らしいね。
今まで歩いてきたところも一望できます。
写真中央が稚児落としの写真を撮った場所。ぐるりと歩いてきました。
駅近とは思えない光景を眺めつつおやつタイム。
後はひたすら下ります。同じように切れ落ちた場所。こちらはのぞき込めるのになぁ。
高度感って思ったよりやっかいなものなのかもしれません。
無事下山。素敵な雰囲気の作業小屋?がありました。
大月駅まで40分程、車道歩きです。
ショートカットになるであろう橋は通行止めでした。
道が山にすいこまれていっているよう。
市街地だというのにきれいな川でした。
11時前。大月駅に戻ってきました。
約3時間の山旅でしたが、ずいぶん充実した旅でした。
駅前の月カフェで月カツ。生ハムとチーズが入っており、とてもおいしかったです。
岩殿山は展望、鎖場、稚児落としと、短いながら魅力いっぱいの山でした。
鎖場で怖いと感じれたのも、自分の力を振り返るいい経験だったと思います。
もし無理だと思ったら捲き道があるのもいいところ。
稚児落としは一度は見ておきたいスポットだと思います。