白馬岳2日目。雪渓ルートを下る記録です。

一日目(栂池~白馬山荘)の記録はこちら

二日目、朝4時半起床。フリースとレインウェアを着て展望台に向かいます。
展望台は白馬山荘の奥の道を5分ほど上がった所。
強風に戦きつつ目的地に着くと、雲海が静かに広がり、まるで地平線を眺めているようでした。

8月中旬とはいえ山頂は寒く、ダウンコートを着ている方も。
寒さに耐えつつ御来光をじっと待ちます。

P8142590

5時ごろ。雲が輝きだし、いよいよ日が顔を出しました。

P8142592

P8142593
朝日を受け、山々が赤く染まります。思わずため息が出る美しさ。


DSC_0098
朝の白馬を堪能したら山荘に戻り朝食です。
冷え切った体には、熱々の味噌汁とお茶が何よりおいしい。


P8142597
天気は快晴!支度を整えたら猿倉に向けて出発!

P8142599
振り替えると白馬山荘。山荘というよりホテルみたいな見た目です。


P8142618
頂上から雪渓までは高山植物の宝庫です。
雪解け水の流れる音を聞きながら花の咲き乱れる中を下っていきます。

P8142630
青色、黄色、白色と様々色の花が群集しています。
せっかくなので咲いていた花の名前を調べてみました。

2
ヨツバシオガマ/ミヤマクワガタ
ウサギギク/ミヤマアズマギク

4
チシマギキョウ/ミヤマトウキ
?/ミソガワソウ

P8142633
ミヤマアキノキリンソウ/タカネナデシコ
キンポウゲ/?

3
シロウマタンポポ/?
イワオウギ/ミヤマアズマギク

無題
ベニバナイチゴ/ハクサンフクロウ

5
ミヤマトリカブト

P8142636

高山植物を楽しみながらしばらく下ると大雪渓が姿を現しました。

P8142637

P8142655
ひたすら急な下りが続きますが、植物と美しい風景が心を癒してれます。
小雪渓は情報通り消滅していました。

P8142652
大雪渓もそうとう融け始めているようです。
雪渓と聞くと白銀で神秘的なイメージですが、こういうところはむしろ荒々しい。

P8142657
軽アイゼンを付けていよいよ雪渓歩き。
表面がスプーンですくったようになっており不思議な見た目です。
脇には巨大なクレバスがあり、じっと見ていると生理的な恐怖を感じました。

そして歩くこと15分。雪渓歩き終了!

……少ない。

今年の雪渓は小さく、残っている所にも大きなクレバスがあり、歩ける部分は僅か。
雪渓登りを目的に来た人はがっかりじゃないだろうか。

P8142659
その代わり、雪渓の脇をトラバース気味に進んでいきます。
踏み固められていない道なので歩く側から砂や砂利がパラパラと崩れる。
とにかく歩きづらく、何の罰ゲームだと言いたくなります。

P8142660
できれば眺めるんじゃなくて下りたかった大雪渓…。
まぁ、長かったら長かったでおなか一杯になるんでしょうが。

P8142664
雪渓の下部。完全に崩れています。
こんな巨大なものが割れて崩れると思うと自然のすごさを改めて感じます。

P8142672
ひたすら続く下りが終わったと思うと白馬尻小屋。ここまで長かった…!
雪渓を眺めつつ昼食休憩です。といっても見える雪渓も少ないですが…。

P8142671
白馬山荘のお弁当。ご飯に合うおかずがいっぱいで嬉しい。

P8142673
最後に林道を歩き、猿倉に到着です。地上に戻ってきた感じがします。

パンフレット等で「憧れの大雪渓」とか軽い感じで紹介されていますが、
猿倉から登ると、大雪渓+山頂までの急登となかなか心が折れる登りだと思いました。

タクシー(約5000円)で栂池高原駅まで戻り、駐車場に隣接している栂の湯へ。
源泉かけ流し44度の温泉に、疲れた足が熱さを通り越して痛みを訴えておりましたが
徐々に慣らしてなんとか浸かる。熱いけど身に沁みます。
下山後のお約束、ソフトクリーム(ブドウ)を食べて1泊2日の旅も終了しました。

一つ、大きな目標を達成した夏。自分の中でも一つの区切りがついた気がします。
しばらく低山を楽しみつつ、また来年アルプスを訪ねたいなぁと思いました。