北アルプスの南に位置する活火山、焼岳(やけだけ・2393m)に登ってきました。
上高地の登山口(1495m)より標高差は約1000mと初心者でも日帰りできるアルプスです。

新中ノ湯ルートで登った記録はこちら↓

<コースタイム>
05:50上高地焼岳登山口=06:40峠沢梯子場=7:35長ハシゴ=08:04焼岳小屋08:15=8:24焼岳展望台=9:21焼岳(北峰)09:57=10:50焼岳展望台=11:22長ハシゴ=11:53峠沢梯子場=12:32上高地焼岳登山口

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せっかくの休暇!ということで夜行バスに乗って登山することに。アルプス初挑戦です。
23時に名古屋から名鉄の上高地直通バスに乗り込みます。
久々のバスに、寝たか寝てないのかよくわからない状態…。
うとうとし始めたら上高地バスターミナルに着いてしまいました。

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ぼーっとする頭で、まずは田代橋まで川の流れに沿ってしばらく歩きます。
靄に覆われた幻想的な上高地。少しだけ穂高連峰を見ることもできました。

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5:38田代橋に到着。
帝国ホテル前バス停で下車するとここまでの歩行時間を短縮できるようです。


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橋を渡るとなかなか立派な西穂高登山口。焼岳を目指し左に行きます。

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5:50焼岳登山口に到着。活火山ということで注意が書かれています。

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なるべく自然のままにしてあるらしい登山道。
昨日の雨の影響でところどころ泥濘や水が流れている場所がありますが、岩も急な箇所もなく、歩きやすい道でした。

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巨大な松ぼっくり。


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穏やかな道を50分程進むと梯子が登場。全部で5つの梯子場があるそうです。
この当たりからちょいちょい急登が姿を現します。
足が重くて何となくお腹に力が入らない浮遊感。完全に夜行バスと寝不足にやられてます。
なかなか二つ目の梯子にたどり着きません。

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これは数に含まないよね?

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林を抜けたと思うと、不安を誘う見た目の橋。
格子状の板でできているので、下が見えてなかなかな高度感。
再び林に戻り、梯子場を3つ越えると、やっと今回の目的、焼岳の姿を拝むことができました。

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山肌を登ってゆきます。道が続く先は絶壁。
有名な梯子が見えますが、ジグザグ道はなかなか急ですぐには辿り着きません。

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息を切らしながらで梯子場に到着。垂直に10mは登ろうかという大梯子。
なるべく梯子だけを見て慎重に登ります。

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上から見下ろしたところ。
ぞっとしますが、しっかり固定されているので、ゆっくり上がれば危険はなし。
梯子の先には2つの大きな岩があり、簡単な鎖場となっていました。

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林を抜けると左手に広がる崩落地。山がえぐられてる…

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笹が広がる山肌をジグザグとひたすら登ります。地面は枯れた笹で覆われており滑りやすい。
急登をやっとの思いで登り切ると「小屋まで121歩」とペイントされた岩があり、数えながら歩くと焼岳小屋に到着しました。

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くぼんだ場所にある焼武小屋。飲み物や軽食の販売もあるようです。
バテないようにと何度か目のしっかり休憩。
早朝とあって誰にも会わず不安でしたが、ここで初めて人と会いました。

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先行くおじさんを見送ったら、まずは焼岳展望台というピークに向かって出発。
背ほどもある笹の中を進みます。虫もいるためさっさと抜ける。

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10分ほどで焼岳展望台です。

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ところどころに穴が開いており、水蒸気が出ています。
手を当てるとじんわりとした熱さが。さすが火山!

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苔が山肌を覆っています。

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そして正面には焼岳が構えている。
焼岳を捉えつつ、展望台を下ると硫黄の臭いを感じました。
いよいよ終盤戦のスタート。

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最初は草の茂る中、石が転がる急斜面を登ってゆきます。
降りてきた方が「がんばれ!あと少し…ではないなぁ、まあ1時間はかかんないよ!」
と、嬉しいような嬉しくないような励ましをしてくれました。

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徐々に草花は減り、砂利や岩が増えてきます。
浮石も多く、歩きにくい。

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だんだん道がわかりづらくなるので、岩にペインティングされた○を辿っていきます。
登るのがつらい…。練習登山で男体山に上っておいてよかった…

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約1時間、苦しみつつ登り切ると中の湯コースとの分岐点。
右手側に焼岳の頂上、北峰が見えます。
不気味な姿と火山ガスが噴き出す音に本当にここに登るのかと戸惑いますが、ペイントは右側から登って行けと示しています。

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道のすぐ横にある噴気孔。岩が黄色く染まっており、硫黄のにおいも強い。
シューシューと大きな音を立てながらガスを吹き出す様子に、火山の力強さを感じます。

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ぐるっと回るように岩を登ると北峰頂上に到着。
山頂では先に行ったおじさんとの再会です。今日は登山客が少ないらしく二人っきり。
静かな山頂で、硫黄の臭い(=腐った卵のにおい)を嗅ぎながら卵蒸しパンを食べるというなんともいえないランチでした。

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おじさんも下山し始め、誰もいないので360度回ってみる。
少々雲が出てますが、北アルプスの山々が見える!


南側はなかなか晴れません。
ガスもありますが、直下に大きめの噴気孔があって水蒸気が展望をじゃまします。
それでも、粘り続けると、

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エメラルドグリーンに見えるらしい池(中央)と火山口であるインキョ穴(右)。

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焼岳の最高点で、危険のため立入禁止の南峰。


もっと晴れないかとしばらく粘りましたがガスが出てきて真っ白に。
真っ白な世界に一人の私~♪
と流行ったフレーズを口ずさむと、風向きの関係で強まる硫黄臭。
焼岳だからね、氷でなく硫黄に包まれます。
むせて我に返ったので下山開始。

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約1時間の岩場とガレ場で膝が笑います。
展望台への登り返しまで戻ってくると岩に案内が。
10分とか信じられないと思いましたが、本当に10分で戻れました。すごい。

無題
小屋まで来ると一安心。花を見ながら下ります。

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上高地につくと、朝とは打って変わり、人があふれかえっていました。
太陽も出てきて美しい青色の川が見えます。

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温泉と迷いましたが、食には勝てず河童橋でアップルパイを食べる。


さて、バスの時間まで余裕があるので明神池まで往復2時間、上高地を散策することにしました。
しかし、雷が鳴ったと思うとどしゃ降り。登山中じゃなくてよかったー…!

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レインウェアで歩き、穂高神社奥宮に到着。
雨が酷いので狛犬さんに挨拶して戻りました。

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雨で水量が増えてるのに濁らずに美しい上高地。人が多いのも頷けます。

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最後は上高地ソフトで〆ました。しっかり牛乳味で美味しかったです。