花の百名山である平標山(1984m)と谷川連峰最高峰の仙ノ倉山(2026m)。
今回は平標山登山口から松手山コースで平標山。
そこから仙ノ倉山までまでピストンし、平標山より平元新道で登山口まで戻るというルートです。
登山口は954mなので標高差は1000mちょっと。

新幹線を使えば都内より日帰り圏内ですが、前泊すれば時間に大きく余裕ができるので
谷川岳と合わせて登るのもおすすめです。

<コースタイム>
6:58平標登山口=08:10松手山コース送電鉄塔08:14=08:44松手山=09:44一ノ肩=10:18平標山10:35=10:49平仙鞍部=11:47仙ノ倉山=12:21平仙鞍部=12:42平標山=13:17平標山の家=14:17平元新道登山口=15:25平標登山口

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谷川岳翌日。サークルの友人2人と越後湯沢から始発のバスに乗って平標登山口へ。
6時10分の次は8時すぎのバスなので、眠い頭を起こして始発のバスにのります。
乗り場は東口より出て正面右手側のバス停。
越後湯沢より約30分、600円を現金払いなので小銭があると便利です。

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バスを降りたら左側に。昨日の天気とは打って変わり天気は晴れ。
道沿いにはアジサイが咲き誇り、旅への期待が高まります。
登山口前の駐車場でトイレを済まし出発。
松手山コースと平元新道コースがありますが、登りは松手山コース一択です。

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最初は樹林帯の中をつづら折りで登っていきます。
階段も多く、起きていない体には地味に辛い。

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さすが花の百名山。さっそく花が咲いていました。
谷川岳では枯れていたアザミも元気いっぱい。

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きのこも発見。赤いきのこの名前が知りたいのですが調べてもよく分からず…。

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急登が続きます。ところどころ視界が開け、広大な山並みに励まされます。

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最初に目指すのは鉄塔。深緑から緑へのグラデーションが美しいです。

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1時間ほどで鉄塔に到着。なかなかな大きさです。
土台が座るのにちょうど良い高さで、休憩ポイントになっていました。
じっと座り続けると虫が寄ってくるのが惜しいですが。

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次々に可憐な花々が姿を見せてくれます。

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前方にこれから歩く稜線が見えてきました。
稜線を見れないかもしれないと思っていたので、嬉しさで歓声が起こる。

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その直後、天気が崩れ雨が降ってきました。
雲が増えゆったりと稜線に迫ってきます。

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松手山に到着。ここからいよいよ稜線歩きです。

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しかし稜線はすっかり雲に飲み込まれ真っ白。
晴れることを願いながら雲の中を進んでいきます。

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すると願いが通じたのか、ピークの手前で雲が流れきり、視界が開けました。
この光景が見たかった!一本の道がずっと続いていくこの姿に憧れていた!
少し歩いては立ち止まり、光景に見とれます。

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この辺りは花がたくさん咲いています。本当に花が豊かな山です。

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色々な花が集まって鮮やかで可愛らしい。

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振り返るとこの光景。奥に見える鉄塔からずっとここまで歩いてきました。
開放感から嬉しくなって、遠くに小さく見える登山者さんに手を振ると振り返してくれました。

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木の階段を上がっていきます。

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こんな感じで階段が続く。見下ろしながら登ると高さを感じてドキドキします。
視界はクリアですが雨が降ったりやんだりで、レインウェアを脱いだり着たり忙しい。
次々に雲の様子が変わっていきます。

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登り切るとこの展望。なんて美しい山肌なのでしょう!
登り切ったら平標山かと思っていましたが、稜線はまだ続きます。

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もうひと登りしたら一つ目の目的地、平標山に到着です。
ちなみに「たいらっぴょうやま」と読みます。この響きがなかなか気に入っています。
天気が悪いせいか、登山客はそこそこ。
途中すれ違った片に「ヤングだね。珍しい」と言われましたが、
確かに比較的に落ち着いた方々が多い。

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山頂より。北の方の道には池が見えます。

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雲が山の上からゆっくりと落ちてゆくのは、滝雲と呼ぶのだと教えてもらいました。

ここでお昼休憩。セブンイレブンのおにぎりでさえ、新潟のおにぎりはおいしい気がする。
バーナーでトウモロコシを炙っている方がおり、夏っぽくていいなと思いました。
その方にコーヒーをごちそうになり、曇って冷えてきた中でホッとします。

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食べて元気になったところで仙ノ倉山へ向かいます。
奥に見える左から2番目の山が仙ノ倉山。
まずは平標山を大きく下ります。
この、平標鞍部と呼ばれるへこんでいる場所を雲が次々と流れていきます。

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次第に晴れてきました。鞍部から行く先を見上げる。
壮大な景色にただただ感動する。

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ニッコウキスゲが生き生きとしていました。

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こんな感じでニッコウキスゲが一面に咲いています。

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ピンクで可愛らしい形のお花も。

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一つ目のピークを登ったら低木の間を抜けていきます。

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そこを抜けるとこの光景。開放的で気分がどんどん上がる。
何を言っているかよくわかないですが空の上を歩いている気分になります。

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東の方を見下ろすと、鋭い山の姿。角ばったシェルエットがかっこいい。

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いよいよ仙ノ倉までの道が見えました。こんな場所を歩けるなんで夢見たいです。
天国ってこんな感じかなぁ、と普段絶対に考えないことが浮かんできます。

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仙ノ倉に到着。団体さんもいってしまい、独占状態。
朝の雨が嘘のように快晴です。

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広がる360度の展望。※クリックで拡大。

しかし、晴れてきたせいか、アブだかブヨだかハチだかがまとわりついてきます。
立ちどまると囲まれるので、山頂をぐるぐる歩きながら休憩。
鉄塔でも平標でも虫が寄ってきましたが比じゃないです。
他様のブログで防虫ネットがあると良いよ書かれた理由を知りました。

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景色を堪能し、谷川岳を確認したら平標山に戻ります。
雨が上がったせいかトンボが行きかいます。

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平標山への登り返し。写真中央のベンチは常に人がいます。
あそこでご飯を食べて昼寝をしたら最高だろうなぁ!

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戻ったら、帰りは平元新道を通ります。
平標山の家(写真中央の赤っぽい建物)まで道が真っすぐ続いているのが見えます。
登りで使う場合はひたすら登り続けるわけですね。

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こちらにも花畑が。一面に黄色の花が咲いています。

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鮮やかな黄色の花。

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山と山がくっついている場所。茶畑みたいです。

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平標山の家。このコースで唯一のトイレポイント。水場もあります。
稜線ともここでお別れです。
さっきまで日差しが暑かったのに再び雨に降られました。

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樹林帯の中をひたすら、黙々と下ります。

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平元新道登山口からはひたすら林道歩き。
こっちから登ると、林道をひたすら進んだあげくひたすら登りになるわけですね。

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林道が終わったと思ったら、駐車場への看板が指す先は再び登山道のような道に。
ここがけっこう長かった。
しかし、バス停に戻れば良かったわけだから、もしかしたら途中で左の舗装路に抜けても
良かったのかもしれない。

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15:55のバスに間に合いました。バスの本数が少ないので計画的に。

その後は、越後湯沢駅構内の酒風呂で汗を流し、麹アイスとおにぎりを食べて〆。
のんびりしていましたが、鈍行の終電は17時代だと後から知る。
そんなことってあるのかと驚愕。
泣く泣く新幹線で帰ります。行き帰り新幹線になるとは……。

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MAXときは2階建ての新幹線です。東京まで1時間程。

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一番前と一番後ろの席の座席の下にはコンセントがあります。

今回の山旅は、晴、曇り、雨を短時間にひたすら繰り返す、とんでもない天気でしたが、
花畑と美しい山肌、開放的な稜線歩きと、現実を忘れる夢のような時間を味わえました。
高山植物のピークだという6月にも来てみたいです。
谷川岳と合わせて充実した二日間でした。